【洋楽レポート】SunやSunshineがタイトルにつく洋楽13曲

晴れ

洋楽ビギナーの方も、洋楽マニアの方も、シェルビーの部屋へようこそ!

今回は太陽やその輝きがテーマとなっている洋楽を集めてみました。曲名に “sun” が入っている点では共通していても、それが表しているものは輝きだったりエネルギーだったり温もりだったり、曲によってさまざまです。

皆さんが今感じたい太陽は、どんな太陽ですか?早速チェックしていきましょう!

Another Day of Sun | La La Land Cast

『アナザー・デイ・オヴ・サン』ラ・ラ・ランド キャスト

リリース:2016年
収録アルバム:La La Land (Original Motion Picture Soundtrack)

もう映画『ラ・ラ・ランド』が好きすぎて、洋楽として挙げるのが適切かどうか微妙ですが、やっぱり外せないという私の思いが強いので、堂々と1曲目に出しちゃいます!オープニングとしてもふさわしい、明るく華やかな曲です。

有名な歌ですが、タイトルの『アナザー・デイ・オヴ・サン』ってどういう意味か、考えたことはありますか?意味を理解しようとすると、少し難しいですよね。でもだからこそ、タイトルも歌詞も、さまざまな解釈が楽しめる歌だと思います。

私がイメージするのは、今が辛くても、いつか輝ける日を夢見ている、この歌の主人公。未来で輝いている太陽は、今見ている太陽とは違って、もっともっと輝いて見えるはず。夢を叶えて、そんな太陽を見たい。希望と強い信念を感じます。

Here Comes The Sun | The Beatles

『ヒア・カムズ・ザ・サン』ザ・ビートルズ

リリース:1969年
収録アルバム:Abbey Road

ここからは、落ち着いた雰囲気の歌が続きます。まずは、日の出がテーマになっている歌から。ビートルズのこの曲は、心待ちにしていた太陽が出てきたときの、喜びや安心感を歌ったものです。

色のない世界に、優しく暖かい太陽がゆっくりゆっくり登ってきて、少しずつ光が差し込んでいく。そんな穏やかな情景が目に浮かびます。また、この歌では、単なる日の出ではなく、冬が終わって春がきた喜びも含まれています。

『アナザー・デイ・オヴ・サン』とはかなり印象が違いますね。早起きした朝に、リラックスしながら聴きたい一曲です。

Sunrise | Norah Jones

『サンライズ』ノラ・ジョーンズ

リリース:2004年
収録アルバム:Feels Like Home

ジャズ・シンガーやピアニストなど、幅広くかつ独自の立場で音楽を表現する、ノラ・ジョーンズ。彼女の素朴でナチュラルな歌声美しいハーモニーが、心を落ち着かせてくれる一曲です。

ジャズやボサノバのようなおしゃれな雰囲気もあり、リラックスした気分にさせてくれます。伴奏もしっかり曲の世界観を作っていますが、それでいて歌詞と歌声をぐっと引き立たせてもいます。

歌の中では日の出から夜にかけてが歌われています。いかにも詩のような歌詞で解釈が難しいのですが、美しさと優しさは誰もが感じることができると思います。じっくり聴きながら曲の意味を考えてみるのもまた、ゆったりと過ごせるひとときの楽しみですよね♪

Sunshine (feat. Fousheé) | Steve Lacy

『サンシャイン(feat. フーシェ)』スティーヴ・レイシー

リリース:2022年
収録アルバム:Gemini Rights

もう少しゆったりした時間に浸っていたいので、次はこの曲を。

スティーヴ・レイシーらしい、都会的かつナチュラルな、洗練されたサウンドが印象的な一曲です。別れた彼女を「まだ愛している」という未練が歌われています。曲の雰囲気と合わせると、冷静かつ純粋な気持ちなんだ、という印象を受けますね。

歌詞にはsunshineという単語は出てきません。では、sunshineが意味するものは?忘れられない彼女のこと?彼女と過ごした穏やかな日々?それとも、日差しのように当たり前に一緒にいたいという想い?この歌の解釈も考え甲斐があります。

Sunshine | OneRepublic

『サンシャイン』ワンリパブリック

リリース:2022年

そろそろ元気良よくいきましょうか。キラキラ輝く太陽だって感じたいですもんね!

ワン・リパブリックの『サンシャイン』は、ざっくり言うと「人生楽しもう」という曲です。日々嫌なこともあるけれど、気にしないことも大切。光の届かない陰からは出て、太陽の光を追いかけていこう。時には踊ったり深呼吸したり、そんな時間も必要ですよね。

スピード感があってノリノリになれるこの曲は、一度聞いたら頭から離れず、いつまでも心を躍らせてくれます。明るく穏やかな太陽をいつも心の中に留めて、いきいきと過ごしていきましょう♪

Sunshine (feat. Lea) | Lil’ Flip

『サンシャイン(feat. リア)』リル・フリップ

リリース:2004年
収録アルバム:U Gotta Feel Me

3曲目の『サンシャイン』です。ラッパーのリル・フリップが、R&Bシンガーであるリアを迎えた、夏にぴったりの一曲。ゆったりとしたリズムが心地よく、クセになります。

穏やかな海で波がゆらゆらと揺れているようなラップに、高音域で透明感を放ちながらキラキラと輝くボーカル。波打ち際で日差しを浴びているような気分になってきます。

この曲をサンプリングしたのが、次の『サンシャイン』です。

Sunshine | TYGA, Jhené Aiko, Pop Smoke

『サンシャイン』タイガ, ジェネイ・アイコ, ポップ・スモーク

リリース:2022年

リル・フリップとリアの『サンシャイン』をサンプリングした曲です。2000年代の雰囲気を活かしつつ、リズムにちょっと複雑さを足して、現代っぽさも出しているような印象。

ポップ・スモークは2020年に射殺され、20歳と言う若さでこの世を去っています。彼の死後リリースされたこの曲には、タイガが彼を讃える意味も込められています。MVに出てくるポップ・スモークは、まだあどけなさが残る頃の映像です。(音声はどうなっているんだろう?調べたけどよくわかりません・・・)

Eternal Sunshine | Ariana Grande

『エターナル・サンシャイン』アリアナ・グランデ

リリース:2024年
収録アルバム:Eternal Sunshine

すべてをさらけ出し捧げてきた私と、そんな私をもてあそび平気で嘘もつく彼。そんな彼とどうやって別れようかと考えている今も、心の底では彼への純粋な愛情を持ち続けている。こちらのサンシャインは、切ないサンシャインです。

彼の悪いところも2人の関係も、もはや自分の努力ではどうにもできない。彼と一緒にいることが自分にとっていいことではないとわかっている。抜け出したいほどのつらさの中にいる状態。

それでも彼は「永遠に(=eternal) 私の太陽」なんですよね。暗闇の中、彼を好きだという気持ちだけが、強く小さく、永遠に輝いている。そんな風にも感じとれます。

Walking on Sunshine | Katrina & The Waves

『ウォーキング・オン・サンシャイン』カトリーナ・アンド・ザ・ウェイヴス

リリース:1983年
収録アルバム:Walking on Sunshine

このブログをよくんでくださっている方の中には、「こんな曲を待ってた!」と思う人が多いかもしれません。太陽の光が燦々と降りそそぐ中、スキップしているような気分になれる、底抜けに明るく楽しい歌です。

それもそのはず。この歌は、好きな人が自分のことも好きなのだという確信がもてて、その人からの連絡を待っている、そんな最高にワクワクした気分を歌ったものだからです。

Walking “on” sunshineなので、日差しの中を歩いている、というよりも、日差しの上を歩いていて、自分も輝きで包み込まれているような、道が光を放ってすべてがキラキラしているような、そんなイメージでしょうか。「日差しを浴びる」だけでは表現しきれない幸福感が表れているように思います。

Cover Me In Sunshine | P!NK, Willow Sage Hart

『カヴァー・ミー・イン・サンシャイン』ピンク, ウィロー・セージ・ハート

リリース:2021年

Willow Sage Hartはピンクの娘さんです。当時9歳とのこと。やっぱり歌うまい!ソロも堂々と歌い上げているところはさすがです(声も歌い方も個人的に大好きです)。

この歌は、当たり前の日常を送ることができなくなったコロナ禍で生まれました。またみんなで笑顔で過ごせる日々が来る、という明るい未来への希望と願いが歌われています。

心が暗くなってしまうような状況でも、「大丈夫、すべてうまくいく」と、この歌が世界を元気づけてくれます。太陽の光が私たちを覆ってくれるように。幸せな時間が私たちに降り注ぐように。愛情も希望も感じられる、温かい歌です。

Sunroof | Nicky Youre & Dazy

『サンルーフ』ニッキー・ユーア&デイジー

リリース:2022年

レトロなサウンドが安心感とノリノリ感を与えてくれる、楽しげな歌です。TiK ToKで人気が出たそうですね。晴れた日によくあう歌です。

サンルーフとは、開閉式の天窓が備わった車の屋根のこと。オープンカーとは異なるようです。MVで乗っている車はかなり開放的ですが。

サンルーフから降りそそぐ太陽の光を浴びて、お気に入りの曲を流す、そんな心地よくて楽しいドライブが描写されています。だけど頭の中は「君」のことでいっぱい。だって「僕」の目に映る「君」は太陽の光よりもまぶしいのです。歌詞も曲調も、明るい気分にさせてくれますね。

Sunflower (Spider-Man: Intro The Spider-Verse) | Post Malone & Swae Lee

『サンフラワー』ポスト・マローン&スウェイ・リー

リリース:2018年
収録アルバム:Spider-Man: The Spider-Verse (Original Soundtrack)/ Hollywood’s Bleeding

2018年に公開された映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の主題歌です。リリースされた翌年の2019年には、ビルボード年間チャートで2位を記録しました。

「Sunがつく歌」といっても、こちらはSunflower。ひまわりのことです。”You’re the sunflower” と何度も出てくる通り、ひまわりは彼女のことを指しています。この歌のイメージにも難しさを感じるのですが、やはり聞き手によってさまざまな解釈がされているようです。

でもたぶん「難しい関係のカップルで、お互いに愛情はものすごく大きいけど喧嘩も多くて、その関係に疲れているのに離れられない」という解釈は、多くの人に共通しそうです。このあと2人の関係がいい方に行くのか、苦しい方に進んでいくのか、すごく微妙なところがまた、この歌にハマってしまうポイントですよね。

Sunset Jesus | Avicii

『サンセット・ジーザス』アヴィーチー

リリース:2015年
収録アルバム:Stories

ロサンゼルスのサンセット大通りに「サンセット・ジーザス」と呼ばれる路上パフォーマーがいるそうで、曲名はその方にちなんだものらしいです!ちなみに、サンセットは「日暮れ」、ジーザスはイエス・キリストのこと。(参照:Sunset Jesus / Avicii (和訳と解釈) – It’s Not About the IPはてなブログ

舞台はカリフォルニア。夢と希望にあふれキラキラした場所だけど、なかなかうまくいかず希望を見失いそうになるときもある。カリフォルニアの地は、厳しい場所でもあるんですね。

そんな気持ちを表現した曲なので、勢いがあるだけでなく、不安な気持ちを受け止めながらしっかり背中を押してくれます。諦めそうになった時も、心の中にふつふつと湧き上がる希望を感じさせてくれる曲ですよね。

洋楽と太陽はいつもパワーを与えてくれる!

“Sun” や “sunshine” がタイトルにつく洋楽、いかがでしたか?まとめてみたら、案外ゆったりテンポの曲も多かったです。

ところで、なんだか今回は解釈が難しい歌ばかりだったような気がします。太陽って、誰にとっても精神的・物理的に不可欠な、たった一つしかない偉大な存在。だからいろんな感情とつながっているし、感情によってどんな存在かが変わる。時と場合によっていろんな意味を持つから、太陽を用いた表現は解釈も難しいし、だからこそ面白い作品になる(さらにはいろんな人の心に刺さる)んだろうな、と感じました。

そして何よりも、やっぱり太陽って希望の象徴なんだなと感じさせられました。それが一番このテーマの重要なポイントですよね♪

というわけで、太陽にまつわる洋楽をどんどん聴いて、いろいろなパワーをたくさん蓄えていきましょう!最後まで読んでくださり、ありがとうございました:)

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