洋楽ビギナーの方も、洋楽マニアの方も、シェルビーの部屋へようこそ!
今回は、秋が近づいてきた頃や秋らしい陽気を感じ始めた頃に聴きたい洋楽がテーマです。私が考える「秋らしさ」は、落ち着いた空気感やノスタルジーが味わえること。それに加えて、秋が楽しくなるように、心地よくてワクワクする歌を集めました。
夏が終わってしまって気分が下がっている方も、楽しい秋ソングを聴けば、秋が楽しくてたまらなくなるはず!ぜひ最後までご覧ください♫
秋の気配を楽しめる洋楽
Galway Girl | Ed Sheeran
『ゴールウェイ・ガール』エド・シーラン
リリース:2017年 収録アルバム:÷
フィドルやホイッスルを始めとする、アイルランドの伝統的な楽器や演奏スタイルが特徴的です。郷愁があって、心地よさを感じますよね。ゴールウェイは、アイルランドにある都市の名前です。
この歌では、アイルランド出身の彼女とイングランド出身の僕の、ゴールウェイでの恋のひとときが歌われています。アイルランドとイングランドは敵対してきた歴史があるので、この恋には「許されない恋」的な意味があるのがポイントです。
夜になっても人々が楽しそうに過ごす街中、多くの人で賑わうバーの店内、明け方の静けさに包まれた街並み。曲を聴いても、MVを見ても、アイルランドやゴールウェイの魅力に触れることができますね。
Mean | Taylor Swift
『ミーン』テイラー・スウィフト
リリース:2010年 収録アルバム:Speak Now
自分に意地悪をしてきた人に対して「いつか私はビッグになって幸せになる。一方あなたは意地悪な人のまま」と言い放っている歌です。相手の行いや態度を素直に指摘するあたり、かなり嫌な思いをさせられてきたことがわかります・・・。
嫌な相手を見返すという強い意志をひしひしと感じるのに、曲調からは愉快で素朴で、優しい感じを受けますよね。MVではテイラーが、カントリーを代表する楽器、バンジョーを弾いています。秋らしさを感じる重要なポイントです。
ぼーっとしてしまったり退屈に感じたりしてしまう秋でも、この曲を聴けば、やる気が出て心がウキウキしてきますよ。何かいいことがありそう、何かいいことを起こしてみようという気分になりたい時にオススメです。
Ours | Taylor Swift
『アワーズ』テイラー・スウィフト
リリース:2010年 収録アルバム:Speak Now
退屈で、人の嫌な部分にも疲れてしまいそう。そんな毎日を送る「私」を幸せな気持ちにさせてくれるのは、「あなた」。周りがどう言おうと私はあなたを大切にしたい、と歌っている歌です。純粋に彼が好きだという気持ちが伝わってきます。
まだ突っ走っていける、若い2人のささやかな恋愛、という感じがしますね。それもこの優しい音楽のおかげかもしれません。ジャンルはカントリー・ポップですが、郷愁よりも爽やかさが強く、ピアノの音が曲をなめらかに仕上げていると思います。
純粋でまっすぐな気持ちと、少しの悩み。その2つを抱えて前を向いて歩んでいこうという感じが、人のぬくもりの暖かさとちょっぴりの寂しさを感じる秋の雰囲気によく合います。
A Bar Song (Tipsy) | Shaboozey
『ア・バー・ソング(ティプシー)』シャブージー
リリース:2024年 収録アルバム:Where I’ve Been, Isn’t Where I’m Going
昨今のカントリーブームの中でも、特にこの曲はコッテコテのカントリー。フィドルの音色や人々の掛け声、手拍子が、アメリカ西部の賑やかなバーにいる気分にさせてくれますよね。私も繰り返し聴いて、曲の隅から隅までを楽しんでいます。
決して楽ではない毎日を嘆き、「やれやれ、なんてこった(Oh my, good Lord)」なんて言いながら酒を次々とあおる、仕事のあとの時間。何気ない日常とその心境に焦点を当てた、人間らしい歌です。ちなみにtipsyは、ほろ酔いという意味。
大ヒットの理由は、カントリーソングとして優れているだけでなく、歌詞のリアルさに共感できる人が多いからだと思います。絶望ほどではないけど、いい感じに力が抜けているのがいいですね。毎日がんばっている人にこそ沁みる歌だと思います。
Complicated | Avril Lavigne
『コンプリケイティッド』アヴリル・ラヴィーン
リリース:2002年 収録アルバム:Let Go
2002年リリース。そんなに前の歌だったんですね。アヴリル・ラヴィーン、当時17歳だそうです。かわいい!その上、20年以上経った今も変わらずかわいい。
この歌は、ノスタルジーな雰囲気と爽やかさと情熱を味わわせてくれる歌です。スカッとしていて夏らしさも感じるから、夏から秋にかけての季節にちょうどいい感じがします。
「君は君らしくいてよ、他の人のフリなんてしないでよ、泥臭く生きていいんだよ」という感情をぶつけたアツい歌。ストレートなメッセージは、ティーンに刺さりまくります。そしてこの歌が、時間が経ってもその頃のことを「いい時期だったな」と思い出させてくれるんですよね・・・。
そんな眩しい日々を、ティーンだって、元ティーンの大人たちだって、いつまでも過ごしていきたいものですね。
Boom Clap | Charli XCX
『ブーム・クラップ』チャーリー・XCX
リリース:2014年 収録アルバム:Sucker
この歌は、映画『きっと、星のせいじゃない。(原題:The Fault In Our Stars)』のサウンド・トラックにもなっています。
恋の始まりのドキドキがダイレクトに伝わってくる歌詞が特徴的。一方で、爽やかで春の恋愛ソングや、情熱的でギラギラした夏の恋愛ソングとは異なり、落ち着きがあって浮ついた感じがありません(笑)。チャーリーのセクシーさにも品があるので、誰でも聴きやすいと思います。
わかりやすく盛り上がるわけではないけれど、「これからどんなことが起こるのだろう」と心の中に楽しみな感情が沸々と湧いてくる感じが、秋の始まりに起きてくる感情と似ています。
She Looks So Perfect | 5 Seconds of Summer
『シー・ルックス・ソー・パーフェクト』5セカンズ・オヴ・サマー
リリース:2013年 収録アルバム:5 Seconds of Summer
こちらも純粋な恋のドキドキを感じられる歌です。恋人同士の2人の何気ないひとときを、彼氏側の視点で歌ったもの。彼女を見て「あぁ、好きだなぁ」と自分の恋心を実感し、彼女に惚れ惚れしている気持ちと幸せを噛み締めている様子が歌われています。
この歌の重要なポイントは、タイトルが You Look So Perfect ではなく She 〜 となっている部分だと思います。自分が抱く彼女への愛の大きさに気づいたことを、強調しているようですよね。惚れきっている心にフォーカスしていて、満たされている感じが伝わります。
燃え上がる夏やクリスマスシーズンには、こういう歌はあまり映えないかもしれません。大イベントがない秋だからこそ、恋する感情だけをじっくり描写した歌詞と、真剣さの伝わる優しいメロディーが、心に響くのだと思います。
まとめ:秋の始まりも洋楽で楽しく!

秋の気配を感じたら聴きたい洋楽、いかがでしたか?
洋楽といえば米国や英国の楽曲を指すことが多いですが、米国の田舎の風景やヨーロッパの街並みって、秋が似合いますよね。秋という季節を意識して作られた曲は少ないかもしれませんが、秋を楽しませてくれる曲って実はたくさんあるのかもしれないな、と感じました。
というわけで、洋楽を聴きながら、秋を存分に楽しみましょうね♫
最後まで読んでくださり、ありがとうございました:)
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