【歌ってみよう】Kenny Loggins の “Footloose” 〜歌詞と歌い方と意味〜

歌ってみよう

こんにちは!シェルビーと申します。普段はさまざまなテーマで洋楽をご紹介する投稿をしています。

今回の投稿は、「【洋楽レポート】歌って楽しもう!簡単で歌いやすい洋楽17曲」とリンクさせて、取り上げた歌の歌詞や歌い方をご紹介するものです。

和訳サイトではなく、洋楽を歌って楽しむ上で必要な情報やポイントを勝手に述べてまいります(だから歌詞の意味も私個人の解釈です)。ケニー・ロギンスの『フットルース』を普段から口ずさめるよう、ぜひ参考にしてくださいね♪

コーラス(Chorus=サビ)は赤枠にしてあります。ここだけでも歌えれば十分楽しめるという印です。まずはこの部分から練習しましょう!

② 歌い方のポイントがわかりやすいように、以下のように目印を設定しました。

  • 太字長く伸ばして、あるいは強調して歌われている部分。歌全体についていくのが難しい場合は、まずはこの単語から発することを目指しましょう。
  • 薄字短く、あるいはほとんど発音されていない部分。さらっと歌えるとかっこいいけれど、難しい場合は発音しなくてもOK。
  • 下線:単語と単語を繋げて歌うところ。洋楽を歌う上での最重要ポイント!

※ カタカナで読みを振りたくない主義ですが、それでも歌詞がわかるように努めています。それと併せて、動画や音源もたくさん聴いて、歌に慣れ親しんでくださいね♪

"Footloose" を歌おう♪

動画の0:30あたりまでイントロが続きます。

Verse 1

Been working so hard

I’m punching my card

Eight hours, for what?

Oh, tell me what I got

  • I’m: 音源では「アイm」の「m」があまり聞こえません。そもそもはっきり「ム」と言う必要はなく、ムッと唇を閉じておけばOKです。いずれにせよ次の punching で唇を閉じるので、聞こえた通りに歌っても大丈夫です。
  • Eight hours: t は d っぽく発音して、「エイd」。hours とつながって「エイダァース」みたいになっています。しゃくりは少し難しいですが、しないと手持ち無沙汰な感じがするので、ここはチャレンジしてみましょう♪
  • what I got: what の t も d っぽく。got はアメリカ英語では「ガット(ガッt)」。「ガ」とはっきり言ってしまってOKです。つなげると「ワァダィガーッ」という感じ。

<歌詞の意味>

一日中、懸命に働いた。やっと今、半分やけくそでタイムカードに打刻している。8時間も、何のために?あぁ、僕がこれと引き換えに何を得たっていうのか、教えてくれよ。

Pre-Chorus

I’ve got this feeling

That time’s just holding me down

I’ll hit the ceiling

Or else I’ll tear up this town

  • just: 歌の中に出てくるときは、だいたい「ジャs」と軽く発せられる程度なのですが、これは少し違いますね。本来 st に母音はありませんが、「ジャsトゥ」みたいに適当に母音をつけて、単語間の隙間を埋めましょう。
  • ceiling: 天井のことで、「スィーリング」と読みます。歌の中ではよくあることですが、「リング」はやや「レング」っぽくなっています。
  • tear up:「〜を壊す」という意味です。tear は「テアー」と読み、「涙」という意味の tear(ティアー)とは読み方が異なるので要注意です。up とつなげて「テアラッp」という感じに。

<歌詞の意味>

こんな感情にもなるさ。働いた時間っていうのは、ただ、僕を縛り付けているだけなんだから。ぶち切れそうだ。なんなら、この街を破壊し尽くしちまいそうだよ。

※ hit the ceiling で「腹を立てる、激怒する」という意味になります。

Chorus(赤枠)

So now I gotta cut loose

Footloose, kick off the Sunday shoes

Please, Louise, pull me off of my knees

  • So now I gotta cut: now と gotta と cut を強調するように言うと、歌いやすいです。難しい場合は、「ナ」「ガ」「カ」だけから始めましょう。慣れてきたら「ソ・ナワ・ガダ・カッ・ルース」。これで十分です。
  • Footloose: カタカナで書くと「フットルース」ですが、t は次の l に吸収されて、「フッルース」みたいな発音になります。この「ッ」が t にあたるので、「ッ」で一瞬止まるのをしっかり感じましょう。
  • knees: 最初の k は発音せず、「ニー」と読みます。「ひざ」のことです。膝は両足にあるので、複数形「ニーズ」になっています。

<歌詞の意味>

だから僕は逃げ出すんだ。自由になろう。よそ行きの靴は脱ぎ捨てて。頼むよ、ルイーズ。抜け出すのに手を貸して。

※ cut loose で「逃げる、束縛を振り切る」という意味になります。

Jack, get back, come on before we crack

Lose your blues, everybody cut footloose

  • Jack, back, crack: どれも、母音 a は「ア」と「エ」の中間の発音です。韻を踏んでいることを意識して歌ってみましょう♪ crack は「ヒビが入る、精神的にまいる」という意味で、「クラ(レとの中間)ック」と読みます。
  • blues:「青」を意味する blue には、「憂鬱」などの意味もあります。複数形の読み方は「ブルース」ではなく「ブルー」です。

<歌詞の意味>

ジャック、戻ってきてくれ。僕たちが壊れてしまう前に、こっちへ来るんだ。憂鬱な気持ちは捨てて。どいつもこいつも、解放されて自由になるんだ!

Verse 2

You’re playing so cool

Obeying every rule

Deep way down in your heart

You’re burning, yearning for some

  • Obeying: obey(「〜に従う」の意で、読み方は「オゥベイ」や「ァベイ」)の現在分詞。「オゥベイng」と読めばOKです。
  • Deep way down in: なんとなく忙しく聞こえますね。難しければ「ディプ・ウェイ、ダウ・ニン」とカタカナで言ってしまいましょう。deep の p はただの破裂音でももちろんOKですが、音源のように「ア」や「ウ」などの母音を入れると歌いやすいです。
  • burning, yearning: 「バーニン、ヤーニン」だとリズムが取りづらいので、burning の「ン」は「バーニ・ン」としっかり言い直すのがおすすめ。burn と yearn(「憧れる、切望する」の意)はどちらも、口を小さく開けて籠らせるように発音します。

<歌詞の意味>

君はとてもクールな人間を演じているね。すべてのルールに従って。だが君の心の奥底は、熱く燃えている。何かを切望しているんだね。

Pre-Chorus

Somebody to tell you

That life ain’t passing you by

I’m trying to tell you

It will if you don’t even try

  • ain’t: is not の短縮形で、「エインt」と読みます。ここでは「エイ」を強調して「ンt」を軽く流すと、歌いやすいです。
  • It will: つい「イッ・ウィゥ」みたいに言いたくなりますが、ここも母音を足して歌いやすくしましょう。t は d っぽく発音するので、「イドゥ・ウィル」という感じです。
  • try: tr は難しい発音です。目立つところなので少し細かく。t はおまけ程度にして、舌を軽く打つだけでOK。r は舌をどこにもつけない発音なので、口の天井につくかつかないかのところで舌に力を入れ(丸めすぎ注意)、「ラ〜イ」と元気よくいきましょう。

<歌詞の意味>

誰かが君に言うだろう。人生は、君を見逃して通り過ぎていくことはないと。だが、僕は君にこう伝えたい。実行しようとすらしなければ本当に見落とされ、人生の楽しみを味わうこともない、と。

※ pass A by で「Aとすれ違う、Aに見逃される」という意味になります。

Chorus(赤枠)

You’ll get by if you’d only

Cut loose, footloose

Kick off the Sunday shoes

Ooh-wee, Marie, shake it, shake it for me

  • You’ll get by if you’d only: しれっと合いの手っぽく入るので、難しければ一行丸ごとカットでOK。以下、歌う場合のポイントを述べます。① 前半は、You’ll get を「ユ・ゲ」と短く軽く言い、by で「バァイ」と元気よく。② 一瞬の間で区切ったあと、後半の「イフュ・ドンリ」を細かく軽く言います。最初の「イ」で踏み込むように入れると、スムーズにいけます。
  • Ooh-wee:「ウーウィー」と読みます。喜びを表す感嘆詞のようなもので、特に意味はありません。「ウー」の入りが遅れないよう注意。
  • Marie: 人の名前で、「マリー」です。

<歌詞の意味>

これさえやれば、大丈夫。逃げ出すこと、自由になることさ。よそ行きの靴は脱ぎ捨てて。あぁ、マリー、僕と踊って、踊って。

※ get by で「なんとかやる、間に合わせる」という意味になります。

Chorus(赤枠)

Whoa, Milo, come on, come on, let’s go

Lose your blues, everybody cut footloose

  • Whoa: こちらも感嘆詞で、「ゥヲゥ」とか「ヲゥ」とかいう感じで読みます。
  • Milo: 人の名前で「マイロ」と読みます。牛乳を注いで飲む茶色いパウダーではありません。
  • blues: 改めて、「ブルーズ」です。

<歌詞の意味>

なんだよ、マイロ、こっちに来るんだ。一緒に行くぞ。憂鬱な気持ちは捨てて。どいつもこいつも、解放されて自由になるんだ!

Interlude

Cut footloose

Cut footloose

Cut footloose

  • 掛け声のような感じの箇所です。「カッ」「フッ」「ルー」でグッとお腹に力を入れ、勢いをつけましょう!

<歌詞の意味>

自由になるんだ。

Bridge

You’ve got to turn it around

And put your feet on the ground

Now take the hold of all

  • You’ve: 短く。「ユーヴ」と言っている暇はないので、「ユ」が言えればOK。
  • got to turn it: リズムにのって、短く言います。got to は「ガッ・トゥッ」、turn it は「タァ・ニッ」。
  • And put your: ここも短く。and は「ウン」とか「ンン」とか、とにかく「ン」を言ってしっかり踏み込めればOK。put your は「プ・ヨ」。この「ッ」もしっかり感じましょう。

<歌詞の意味>

君も状況を180°変えなくちゃ。しっかり足を地面につけて。僕らはすべてを掴み取ったんだ。

Chorus(赤枠)

I’m turning it loose

Footloose, kick off the Sunday shoes

Please, Louise, pull me off of my knees

Jack, get back, come on before we crack

Lose your blues, everybody cut footloose

動画ではこの一行目までで終わっていますが、歌はまだ続くので、このまま最後までいきます。

  • turning it: 「ターニング」の「タ」を力強く言えれば、あとは曖昧でOK。音源では turning it のつなぎの部分の g i が消え、逆に it の t が強く発音されているので、「ターニン・トゥ」という感じに聞こえます。

1行目以外は、1番のコーラス(サビ)と同じフレーズです。ポイントを軽く振り返ります。

  • Footloose:「フルース」。「ッ」をしっかり感じましょう。
  • knees: 読み方は「ニー」、複数形で「ニーズ」。
  • Jack, back, crack: 母音 a は「ア」と「エ」の間。韻を意識しましょう♪
  • blues:「ブルー

<歌詞の意味>

僕は、この縛られた状況を変えているところだ。自由になろう。よそ行きの靴は脱ぎ捨てて。頼むよ、ルイーズ。抜け出すのに手を貸して。ジャック、戻ってきてくれ。僕たちが壊れてしまう前に、こっちへ来るんだ。憂鬱な気持ちは捨てて。どいつもこいつも、解放されて自由になるんだ!

Footloose, kick off the Sunday shoes

Please, Louise, pull me off of my knees

Jack, get back, come on before we crack

1番のコーラス(サビ)でも出てきたフレーズです。ポイントを軽く振り返ります。

  • Footloose:「フルース」
  • knees:「ニーズ」
  • Jack, back, crack: 母音 a は「ア」と「エ」の間。

<歌詞の意味>

自由になろう。よそ行きの靴は脱ぎ捨てて。頼むよ、ルイーズ。抜け出すのに手を貸して。ジャック、戻ってきてくれ。僕たちが壊れてしまう前に、こっちへ来るんだ。

Lose, your blues, everybody cut, everybody cut

Everybody cut, everybody cut

Everybody cut, everybody cut

Everybody

Everybody, cut footloose

ポイントを軽く振り返ります。

  • blues:「ブルー

最後の一行は思い切り。すべてを出し切って、気持ちよく終わらせましょう♪

<歌詞の意味>

憂鬱な気持ちは捨てて。どいつもこいつも、みんな、解放されて自由になるんだ!

曲の基本情報

ソングライター:Dean Pitchford, Kenny Loggins

リリース:1984年

収録アルバム:Footloose (Soundtrack)

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