こんにちは!シェルビーと申します。普段はさまざまなテーマで洋楽をご紹介する投稿をしています。
今回の投稿は、「【洋楽レポート】歌って楽しもう!簡単で歌いやすい洋楽17曲」とリンクさせて、取り上げた歌の歌詞や歌い方をご紹介するものです。
和訳サイトではなく、洋楽を歌って楽しむ上で必要な情報やポイントを勝手に述べてまいります(だから歌詞の意味も私個人の解釈です)。a-ha(アーハ)の『テイク・オン・ミー』を普段から口ずさめるよう、ぜひ参考にしてくださいね♪
① コーラス(Chorus=サビ)は赤枠にしてあります。ここだけでも歌えれば十分楽しめるという印です。まずはこの部分から練習しましょう!
② 歌い方のポイントがわかりやすいように、以下のように目印を設定しました。
- 太字:長く伸ばして、あるいは強調して歌われている部分。歌全体についていくのが難しい場合は、まずはこの単語から発することを目指しましょう。
- 薄字:短く、あるいはほとんど発音されていない部分。さらっと歌えるとかっこいいけれど、難しい場合は発音しなくてもOK。
- 下線:単語と単語を繋げて歌うところ。洋楽を歌う上での最重要ポイント!
※ カタカナで読みを振りたくない主義ですが、それでも歌詞がわかるように努めています。それと併せて、動画や音源もたくさん聴いて、歌に慣れ親しんでくださいね♪
"Take On Me" を歌おう♪
Verse 1
Talking away
I don’t know what I’m to say
I’ll say it anyway
Today is another day to find you
- I’m:「アイム」というよりは、「アム」という感じですね。イはあまり気にせず、優しく儚げな感じで言いましょう。
- say, I’ll: 文章は区切れていますが、歌の中ではメロディーの関係でつながっています。say を言ったついでに “I’ll” を軽く言うイメージで。つなげると「セイァl」とか「セイェl」(l はエル)みたいになります。
- another: ther はほとんど聞こえませんね。歌う時も、anoth までということにしましょう。th は舌を上下の歯の隙間に軽く挟む発音で、もちろん実際には聞こえなくてOKです。
<歌詞の意味>
今、僕と君は話している。でも僕はまだ、自分がなんと言うべきなのかわからない。でも、その言葉は必ず言うさ。今日は君を見つける日。だけど、初めて君と会った日とは意味が違う。君の心を訪ね、君を僕の特別な存在にする、そういう日なんだ。
Shying away
I’ll be coming for your love, okay?
- Shying: shy(シャイ)の現在分詞です。読み方は「シャイイング」。
- I’ll be:「アイルビー」と丁寧に言う必要はありません。「アルビ」、難しければ「アビ」でOKです(ルを言う場合は、はっきり「ル」とは言わず、舌先を口の天井につけるだけ)。
- okay:「オッケー」でも「オーケー」でもなく、「オゥケィ」。
<歌詞の意味>
自信がなくてなかなか言い出せないけど、君の愛を迎えにいくよ。今から僕がすること、受け止めてくれるよね?
Chorus(赤枠)
Take on me (Take on me)
Take me on (Take on me)
I’ll be gone
In a day or two
- 短いコーラス(サビ)ですが、最初から最後まで音源通りの音域で歌える人はほぼいないと思います。部分的にオクターブ上げたり下げたりし、自分の声が出せる音域で歌いましょう。
- gone: 除夜の鐘みたいに「ゴーン」と深い音を出すのではなく、口を大きめに開けて、「ア」と「オ」の間くらいの母音で言いましょう。
- In a: in は前置詞、a は冠詞で、あまりはっきり言われない部分です。音源でもぼんやりしていますが、歌うときは「イナ」や「インナ」とはっきり言ってOK。音源に寄せるなら、「イ」も「ナ」も少しエ段っぽくするのがポイントです。
- two: こういう見せ場では、なるべく口を大きく開けます。two はウ段ですが、口をすぼめて「トゥ〜〜!」と伸ばすと、不完全燃焼な感じがしますよね。ここは、頭で「トゥー」と言いながら口は大きめに開ける、という風に歌ってみましょう♪
<歌詞の意味>
僕と一緒に来て。僕を受け入れて。ついてきてくれるかな、僕はここを去るから。明日、いや今日にでも。
Verse 2
So, needless to say
I’m odds and ends
But I‘ll be stumbling away
Slowly learning that life is okay
- needless:「ニードレス(ニーdレス)」と読み、「無用な」という意味があります。
- odds and ends: これで「がらくた(の寄せ集め)」という意味になります。odds は odd「半端なもの」(読み方は「アァd」)の複数形です。odds に a が、そして nd が ends とくっつくので、つなげて歌うと「アズサ・ネ〜ンズ」みたいになります。
- stumbling: stumble「よろめきながら歩く、ふらつく」の現在分詞。読み方は「スタンブル」、ing がついて「スタンブリング」です。タに勢いをつけて強調し、さらに、口は大きく開きすぎず、横ではなく縦に開けます。
<歌詞の意味>
そう、そうなんだよ。言うまでもなく僕は、がらくたを寄せ集めたような半端ものだ。そんな僕も、君の返事を聞いて、よろめきながら去っていくんだろうな。人生というものは、最高に幸せとはいかなくたって、それなりにいいものになる。今さらながらそれを思い知るのさ。
※ needless to say で「言うまでもなく」という意味になります。
Say after me
“It’s no better to be safe than sorry”
- It’s no: 口が回らない場合は、n をあまり気にせず o を大事にしましょう。It’s とつなげて、「イツォ」という風にします。
- better: t を d っぽくして、「ベダ」と言いましょう。
- 2行目は速いですが、薄字の than を軽く言えば、案外口が回ると思います。難しい場合は「イツォ・ベダトゥビ・セイfnソーリー」と練習してみてください♪
<歌詞の意味>
僕が何か言ったら、こうなだめてくれ。「何もしないで後悔するよりも、言い出してよかったでしょう」と。
Chorus(赤枠)
Take on me (Take on me)
Take me on (Take on me)
I’ll be gone
In a day or two
1番のサビ(コーラス)と全く同じ歌詞です。ポイントを軽く振り返ります。
- オクターブ上げたり下げたりして、自分の声が出せる音域で歌ってくださいね♪
- gone: 口を大きめに開けます。「ア」と「オ」の間くらいの母音で。
- In a: 音源に寄せるなら、「イ」も「ナ」も少しエ段っぽく。
- two: 頭では「トゥー」と言いながら、口は大きめに開けましょう。
<歌詞の意味>
ああ、頼むよ。僕と一緒に来て。僕を受け入れて。ダメかもしれないけど、ついていくと言ってほしい。僕はここを去るから。明日、いや今日にでも。
Verse 3
Oh, the things that you say
Yeah, is it a life or just to play my worries away?
You’re all the things I‘ve got to remember
- is it a: is に i が、t に a がくっついて、「イズィ・ダ」みたいになっています。この t は d っぽく発音しましょう。
<歌詞の意味>
君の返事。それが人生を決定づけるのか?それとも、それは僕を心配させまいと口をついて出るだけの言葉なのか?ああ、君は僕が絶対に忘れたくない記憶のすべてだよ。そんな君とこれからも一緒にいられたらな。いや、いられないとしてもずっと忘れないさ。
You’re shying away
I’ll be coming for you anyway
- shying: 先ほども出てきましたが、「シャイイング」と読みます。n が次の away につながって「シャイィナウェイ」という風になります。
- I’ll be: 主語 “I” は「イ」まではっきり言う必要はないので、「アllビ」。もっと簡単にしたい方は、will の ll もスルーして「アビ」としてしまいましょう。
- you: リズムが難しいと感じた方は、「ユー」と伸ばさず、ウを言い直して「ユウ」と歌うようにしてみましょう。そうすると、このウが小節の頭に来ているので、拍がとりやすくなります。
<歌詞の意味>
君も落ち着かなそうにしているな。どうなるかわからないけれど、もう決めたんだ。僕は君の心を訪ねるよ。
Chorus(赤枠)
Take on me (Take on me)
Take me on (Take on me)
I’ll be gone
In a day
最後の行を除いて、1,2番と同じ歌詞です。すでに出てきたポイントは簡単に述べておきます。
- gone:「ア」と「オ」の間。
- In a: 音源に寄せるなら少しエ段っぽく。
- day: 1,2番は two がウ段だったので口を大きめにと申しましたが、エ段で伸ばす day は、「デ」と横に開けないように注意です。エ段で伸ばす場合は、口の形は「エ」よりも「ア」や「オ」をイメージして、縦に開けましょう♪
<歌詞の意味>
僕と一緒に来て。僕を受け入れて。君がなんて言うかわからないけど、ついていくと言ってほしい。僕はここを去るよ。明日までもちそうにないから、今日にでも。
Take on me (Take on me)
Take me on (Take on me)
I’ll be gone (Take on me)
In a day
Take me on (Take on me)
Take on me (Take me on)
Take me on (Take on me)
Take on me (Take me on)
一つ前の塊と被るようにして入っています。サビ(コーラス)もう一度繰り返し、最後はキーとなるフレーズを繰り返しながらフェードアウトして終わります。
以下、ポイントを簡単に振り返ります。
- gone:「ア」と「オ」の間。
- In a: 音源に寄せるなら少しエ段っぽく。
- day: 口は「ア」や「オ」をイメージし、縦に開けます。
<歌詞の意味>
僕と一緒に来て。僕を受け入れて。君がなんて言うかわからないけど、ついていくと言ってほしい。僕はここを去るから。明日まではもちそうにないけど、今日一日なら待つ。一緒に来て・・・。僕を受け入れて・・・。
曲の基本情報
ソングライター:Magne Furuholmen, Morten Harket, Pal Waaktaar, Paul Waaktaar-Savoy
リリース:1985年
収録アルバム:Hunting High and Low
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