こんにちは!シェルビーと申します。普段はさまざまなテーマで洋楽をご紹介する投稿しています。
今回の投稿は、「【洋楽レポート】とにかく大きな声を出したいときに!思いきり熱唱したい洋楽12曲」とリンクさせて、取り上げた歌の歌詞や歌い方をご紹介するものです。
和訳サイトではなく、熱唱する上で必要な情報やポイントを勝手に述べてまいります(だから歌詞の意味も私個人の解釈です)。P!NKの『ワット・アバウト・アス』を思い切り熱唱できるよう、ぜひ参考にしてくださいね♪
① コーラス(Chorus=サビ)は赤枠にしてあります。ここだけでも歌えれば十分楽しめるという印です。まずはこの部分から練習しましょう!
② 歌い方のポイントがわかりやすいように、以下のように目印を設定しました。
- 太字:長く伸ばして、あるいは強調して歌われている部分。歌全体についていくのが難しい場合は、まずはこの単語から発することを目指しましょう。
- 薄字:短く、あるいはほとんど発音されていない部分。さらっと歌えるとかっこいいけれど、難しい場合は発音しなくてもOK。
- 下線:単語と単語を繋げて歌うところ。洋楽を歌う上での最重要ポイント!
※ カタカナで読みを振りたくない主義ですが、それでも歌詞がわかるように努めています。それと併せて、動画や音源をたくさん聴いてくださいね♪
"What About Us" を歌おう♪
▲ 動画の0:41から曲が始まります。
Verse 1
We are search lights, we can see in the dark
We are rockets pointed up at the stars
- rockets: r は舌をどこにもつけずに発音する子音です。ここでは単語の頭なので少し難しいですが、強調したい箇所なのでチャレンジしてみましょう。「はっきり『ロ』と言いたいのに、見えない力に阻まれて舌を口の天井につけられない」というイメージです。
- pointed up at the: 口が回りづらい箇所の一つです。ここは発音上すべての単語がつながっているので、全体のつながりを攻略しましょう。カタカナで表すと「ポィnティ・ダッ・パッ・ダ」という感じ。pointed は、最初のポ以外は軽くでOKです。
<歌詞の意味>
私たちはサーチライト。暗闇でも先を照らして、進んでいけるの。私たちはロケット。星々を目指して飛んでいくの。
We are billions of beautiful hearts
And you sold us down the river too far
- billions: 音源では、「ビ〜」と伸ばしながら音を揺らしています。普通に「ビー」と伸ばして歌ってもOKです。
- beautiful: beau は普通にビューでOKですが、残りの部分(ti, ful)の母音は軽く発音するにとどめましょう。ti は、優しくディと発音するとアメリカ英語らしくなります。ful も伸ばさないで、なるべく存在感を消します。ビューティフルとかビューティフォーよりかっこよく言えてるはずです。
- sold us: sold の ld はどちらも舌を口の天井につける発音なので、ルとドに分けず、続けて言います。さらに次の us もくっついて、「ソーlダス」とつなげます。
<歌詞の意味>
私たちは数十億もの美しい命。あなたは、そんな私たちを見捨てたの。それも、どこまでも遠いところにね。
※ sell A down the river で「裏切る、見捨てる」という意味になります。
Chorus(赤枠)
What about us?
What about all the times you said you had the answers?
What about us?
What about all the broken happy ever afters?
- What about 〇〇?: この歌の最重要フレーズ(数えたら30回出てきました)!音源に合わせると、what と about の t は、アメリカ英語なので d や l に近くなります。つまり、タ行のように舌で鋭く打つよりも、やや優しく口の天井に当てる発音の仕方になります。また、次に母音が続く場合は、つなげて発音します。カタカナで表すと「ワダバゥダス」とか「ワラバゥラス」という感じです。
- happy: ハッピーのハは、ハとヘの間の音。さらに、ハッと跳ねずに「ハ(ヘ)ピー」です。
- ever afters: ever の r で舌をどこにもつけずに浮かせておくようにしたら、その状態のまま afters の a を言うので、ラフターズっぽくなります。
<歌詞の意味>
私たちはどうなるの?これまでなんとかできるって言ってたのはなんだったの?私たちはどうすればいいの?永久に壊された私たちの幸せはどうなるの?
What about us?
What about all the plans that ended in disaster?
What about love?
What about trust?
What about us?
- all the plans that ended in: さりげない that がこのフレーズを非常に言いづらくしています。つなげる部分(下線)と強調する部分(太字)を細かく示したので、参考にしながら歌ってみてください。that は本当に軽くでいいのですが、難しい場合はカットして歌うところから始めてみましょう。
- trust: 発音が難しい単語です。単体の u は強い母音なので、ru で舌に力を入れて単語全体を勢いよく言い切るようにしましょう。r は「はっきりラと言いたいのに、見えない力に阻まれて舌を口の天井につけられない」イメージです。ちなみに、舌を巻こうとする必要はありません。どこにもつけないという意識だけで十分です。
<歌詞の意味>
私たちはどうなるの?これからしたかったことすべてが、災難に終わってしまったこと、どう責任をとってくれるの?私たちの愛はどうなるの?私たちが信じてきたものはどうなるの?私たち自身はどうなるの?
Verse 2
We are problems that want to be solved
We are children that need to be loved
- problems: プロブレムですが、このカタカナは実際の母音と一つも一致しません。① ro の母音はしっかり口を開けて「ア」。② le の母音は軽くさりげない「ァ」。③ p, b, m は子音のみの発音。「pラbラm」という風になります(カタカナでは表せませんが、RとLは別物です)。
- solved: 最初のソ以外は、言ったかどうかわからないくらい軽く子音を発するだけでOK。ということで、難しい場合はソだけでもOK。
- children: 先ほどと同様、ld は分けずにまとめて言います。r への移行も難しいですが、ゆっくりなので落ち着いて発音しましょう。本来 d に母音はついていませんが、軽くドゥと言うと、区切りができて ren を言いやすくなります。
- loved: solved と同様、はっきり言うのはラだけでOK。
<歌詞の意味>
私たちはみな困難を抱える民。あなたに問題を解決してほしい。自分たちの力ではどうにもできないことだから。私たちは愛を必要とする子ども。どんな人もあなたから大切にされるべきなの。
We were willin’, we came when you called
But man, you fooled us, enough is enough, oh
- willin’: will「望む、願う」の現在分詞の短縮系です。読み方はウィリンでOK。
- fool: エイプリル・フールのフールです。「だます」などの意味で、f は下唇を軽く噛む発音です。
- enough: gh は f と同様、下唇を軽く噛みます。
<歌詞の意味>
私たちは祈るような気持ちで、期待して集まってきた。あなたが呼びかけたときにね。でも、あなたは私たちを欺いたの。うんざりだよ、もう。
Chorus(赤枠)
What about us?
What about all the times you said you had the answers?
What about us?
What about all the broken happy ever afters?
1番のコーラス(サビ)と同じ歌詞です。
- What about 〇〇?: what と about の最後の t は続く母音とくっつける。タ行よりもやや優しく口の天井に当てる発音の仕方(d や l に近い)で。
- happy: ハは、ハとヘの間の音。ハッと跳ねずに「ハ(ヘ)ピー」。
- ever afters: ever の r で舌をどこにもつけない状態のまま afters の a につなげる。
<歌詞の意味>
私たちはどうなるの?これまでなんとかできるって言ってたのはなんだったの?私たちはどうすればいいの?永久に壊された私たちの幸せはどうなるの?
Oh, what about us?
What about all the plans that ended in disaster?
Oh, what about love?
What about trust?
What about us?
(間奏のあと、このかたまりをもう一度繰り返します)
Oh が増えたこと以外は、1番のコーラス(サビ)の歌詞と同じです。
- all the plans that ended in: つなげる部分(下線)と強調する部分(太字)を意識。難しい場合は that をカットして歌ってもOK。
- trust: ru で舌に力を入れて単語全体を勢いよく言い切る。r は「見えない力に阻まれて舌を天井につけられない」のイメージ(巻かないように注意)。
<歌詞の意味>
私たちはどうなるの?これからしたかったことすべてが、災難に終わってしまったこと、どう責任をとってくれるの?私たちの愛はどうなるの?私たちが信じてきたものはどうなるの?私たち自身はどうなるの?
Bridge
Sticks and stones, they may break these bones
But then, I’ll be ready, are you ready?
It’s the stars of us waking up, come on
Are you ready? I’ll be ready
- ready: ブリッジのポイントとなる単語。r の発音ができれば◎です。単語の頭にあるので、「はっきりレと言いたいのに、見えない力に阻まれて舌をつけられない」のイメージで。難しいところですが、くれぐれも舌を巻かないように注意しましょう。
<歌詞の意味>
あなたの武器は、私たちを攻撃し苦痛を与えるでしょう。でも、そうなったとしても私はきっと覚悟できている。あなたはできているの?私たちの星よ、目を覚まして。さあ、ついて来て。あなたは覚悟できているの?私は大丈夫。
I don’t want control, I want to let go
Are you ready? I’ll be ready
‘Cause now it’s time to let them know
We are ready
What about us?
- 1行目と3行目:こう言うメロディがリズミカルな箇所は、子音よりも母音に注意を向けると歌いやすくなります。子音はすべて軽く、母音も注意が必要な箇所はありませんので、知っている読み方でOKです。
<歌詞の意味>
抑制なんていらない。そんなものは手放して、自由でいたい。あなたは覚悟できているの?私は大丈夫。今こそ、彼らに知らせる時だから。私たちは覚悟できている。さあ、私たちをどうしようっていうの?
Chorus(赤枠)
What about us?
What about all the times you said you had the answers?
What about us?
What about all the broken happy ever afters?
1番のコーラス(サビ)と同じ歌詞です。
- What about 〇〇?: what と about の t は、タ行よりもやや優しく口の天井に当てる発音(d や l に近い)。
- happy: ハとヘの間の音。跳ねずに「ハ(ヘ)ピー」。
- ever afters: ever の r(舌をどこにもつけない)のまま afters の a 。
<歌詞の意味>
私たちはどうなるの?これまでなんとかできるって言ってたのはなんだったの?私たちはどうすればいいの?永久に壊された私たちの幸せはどうなるの?
Oh, what about us?
What about all the plans that ended in disaster?
Oh, what about love?
What about trust?
What about us?
Oh が増えたこと以外は、1番のコーラス(サビ)の歌詞と同じです。
- all the plans that ended in: つなげる部分(下線)と強調する部分(太字)を意識。難しい場合は that をカット。
- trust: ru で舌に力を入れ、単語全体を勢いよく言い切る。r は舌を天井につけられないイメージ。
<歌詞の意味>
私たちはどうなるの?これからしたかったことすべてが、災難に終わってしまったこと、どう責任をとってくれるの?私たちの愛はどうなるの?私たちが信じてきたものはどうなるの?私たち自身はどうなるの?
What about us?
What about us?
What about us?
気持ちよく熱唱してきたこの曲も、最後は優しく終わります。美しく、というのは簡単ではありませんが、感情を込めて丁寧に歌いきりましょう。自分なりにでもキレイに締めくくれると、熱唱と同じように気持ちいいですよ♪
<歌詞の意味>
私たちを見捨てるの?私たちを軽視しているの?私たちはどうなるの?
曲の基本情報
ソングライター:Johnny McDaid, P!nk, Steve Mac
リリース:2017年
収録アルバム:Beautiful Trauma
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