【洋楽レポート】とにかく大きな声を出したいときに!思いきり熱唱したい洋楽12曲

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洋楽ビギナーの方も、洋楽マニアの方も、シェルビーの部屋へようこそ!

今回は熱唱するのにオススメの洋楽がテーマです。「心を込めてしっとり」よりも、「とにかく叫びたい」という気分を想定しました。皆さんが歌うことを前提としているので、歌うのに選びやすいよう、男女に分けて曲を並べています。また、極端に音域が高い曲などは除外しました。

最高に楽しいとき、何もかも忘れたいとき。熱唱したい場面は、実は私たちの生活のあちこちに潜んでいるのです。ご自身が気持ちよく歌える熱唱ソングを見つけて、ぜひ、あらゆる場面で熱唱してみてくださいね♪

Beautiful Things | Benson Boone

『ビューティフル・シングス』ベンソン・ブーン

リリース:2024年
収録アルバム:Fireworks & Rollerblades

最近の曲からまいりましょう。愛する人と一緒にいられることへの感謝や幸せな気持ちと、その人を絶対に失いたくないと強く願う気持ちを、一曲の中で大胆に表現している歌です。

サビのメロディーはかなりの高音域。他のパートよりも1オクターブ高い音域で歌っています。それだけでなく、“Please, stay” などのところは、叫びに近いような微妙な音程を歌っています。まさに、魂の叫び。

インパクト絶大なサビを彼のように熱唱したいところですが、歌うこと自体が難易度高めなので、下手すると悲惨なことになってしまいます。さらに、気持ちよく歌うには、相当なテクニックが必要です。男性なら1オクターブ下げると挑戦できるかもしれません。

We Are Young (feat. Janelle Monáe) | Fun.

伝説のヤングマン〜ウィー・アー・ヤング〜(feat. ジャネール・モネイ)』ファン.

リリース:2012年
収録アルバム:Some Nights

つい熱唱したくなるサビが印象的です。歌詞はシンプルでゆっくりだけど、大きなスケールで歌われています。歌いやすい上に歌い甲斐もしっかり感じられるというのは、熱唱する上で嬉しいポイントですよね。

曲の序盤はリズミカルで歌詞も速いので、あまり熱唱向きではありませんが、プレコーラスで急に雰囲気が変わり始め、サビではガラッと壮大な印象になるのが特徴的です。その後は、序盤の雰囲気も用いながら、ドラマチックな曲調が終盤まで続きます。

彼女を傷つけたことを悔やむが素直になれない男性と、そんな彼を受け入れようとしている女性。愛の深さだけでは前に進めない残酷さが歌われているように、私は感じます。ジャネール・モネイの慈悲深い歌声も、前面には出ていないのに存在感があって、美しいです。

I Don’t Want to Miss a Thing | Aerosmith

ミス・ア・シング』エアロスミス

リリース:1998年

映画『アルマゲドン』の主題歌としてよく知られている歌です。大きな声で熱唱したいときは、「愛を伝えたい!」という衝動に駆られているパターンもあるでしょう。この溢れんばかりの気持ちを伝えたいというときには、この歌がピッタリです。

テンションが上がっていてとりあえず熱唱したいときでも、これを歌えば愛情深い気持ちになって、爽快感と同時に幸せな気分も味わわせてくれそうです。

この歌は、愛する人への熱い気持ちを歌った歌。出てくる歌詞は、「君のことを一瞬も見逃したくない」「永遠に君と過ごしたい」など、圧の強い愛情に満ちた言葉ばかりです。照れくさいなんて思わずに、ぜひ愛を込めて熱唱してみてください。

Livin’ On A Prayer | Bon Jovi

『リヴィン・オン・ア・プレイヤー』ボン・ジョヴィ

リリース:1986年
収録アルバム:Slippery When Wet

爽快感たっぷりのサビは、きっと誰もが好きなのではないでしょうか。エネルギーが溢れている感じと、フレッシュな気持ちよさがミックスされた、熱唱ソング。私は、草原のような広い場所で、両手を突き上げながら歌いたいです。

この曲はサビだけでなく、歌い出しから熱唱できるところがポイント。意外と速くないので、洋楽を歌うことに慣れていない方も「案外歌える」と感じるかもしれません。なんならイントロが長いので、♪ウワウワウ…から熱唱しちゃいたいですね。

この歌は、トミーとジーナというカップルの、苦しい生活の中でも、なんとか希望を持って生きているという歌。僕たち/私たちなら大丈夫。2人でがんばっていればうまくいく。そんな思いが歌われています。2人に自分を重ねながら、希望を胸に歌いましょう。

I Was Born To Love You | Queen

ボーン・トゥ・ラヴ・ユー』クイーン

リリース:1996年
収録アルバム:Made in Heaven

今回取り上げるのは、フレディが生前にソロでリリースしたものを、彼の死後クイーンの曲としてアレンジし発表されたもの。多くの人にとってはこちらの方が馴染みがありますよね。MVの最初に日本語のCDジャケットが映りますが、ちゃんと公式のビデオです。

まず、フレディの歌いっぷりがいい。ものすごい熱が込められていて、それに心が揺さぶられるのが、感動するほど気持ちいい。これを歌いこなせるのはフレディ本人だけですが、熱唱することは私たちにもできます。ぜひ、魂を込めて思い切り歌いましょう。

そしてクイーンとして出されているこのアレンジ。すべての音が研ぎ澄まされていて、神々しさが爆発しています。このバンドの音楽にのせて私たちも自由に歌うことができるなんて、なんて幸せなのでしょう。

熱唱したい洋楽〜女性アーティスト編〜

Hold My Hand | Lady Gaga

『ホールド・マイ・ハンド』レディー・ガガ

リリース:2022年
収録アルバム:Top Gun: Maverick (Music from the Motion Picture)

レディー・ガガは圧倒的な歌唱力をもつアーティストなので、どの曲を聴いてもソウルフルでパワフルな歌声に心を奪われます。そんな熱唱ソングを多くリリースしているガガ様の中でも、まず取り上げたいのがこの曲。

ここぞというばかりに、彼女の歌唱力がフル活用されています。濃密な歌声が空いっぱいに響いて、どこまでも広がっていきそうです。サビ以外の部分も伸びやかで迫力がありますが、やはりサビは圧巻。クライマックスなんて心が震えます。

この曲は映画『トップガン マーヴェリック』のサウンドトラック収録曲ですが、映画の雰囲気ともピッタリ合っていますよね。空が好きな人には外せない一曲。空高くまで歌声を届けるイメージや、空で歌っているイメージで、歌声を大きく響かせて熱唱しましょう。

What About Us | P!NK

『ワット・アバウト・アス』ピンク

▲ 動画の0:41から曲が始まります。

リリース:2017年
収録アルバム:Beautiful Trauma

熱唱したいときというのは、「この気持ちを表に出したい!誰かに伝えたい!」という思いが強いとき、とも言い換えられるかもしれません。この曲は「伝えたい」という気持ちの強さが特に表現されていて、強力なメッセージがハートに直球で響いてきます。

タイトルは「私たちはどうなるの?」という意味。相手の無関心な態度や不誠実な態度に対し、「どうしろっていうの?どうしてくれるの?」といったニュアンスが含まれている言葉です。この歌の場合、「なぜ私たちを見捨てるの?」という憤りと悲しみも感じます。

実はこの歌、政治的なメッセージを込めて作られた歌ですが、このメッセージはさまざまな場面に通じると思います。努力してもどうにもならないとき、苦しくて誰かに助けてほしいとき。社会のあらゆる不条理に対して、大きな声で不満を訴えてやりましょう!

Chandelier | Sia

『シャンデリア』シーア

リリース:2014年
収録アルバム:1000 Forms of Fear

この曲は、いい気分のときよりも、「あー!」と叫びたくなるような何かを嘆きたい気持ちのときに向いています。歌が表現しているのは絶望に近い感覚ですが、ちょっとした嫌な気持ちも、ザーッと流してスッキリさせてくれる効果があると思います。

この歌では、お酒に酔うことによって、苦しみから解放され快楽にふける様子が、生々しく歌われています。止まらない音楽のようにリズムよくお酒を飲むプレコーラスから、まやかしの幸福感に浸るサビへの移り変わりには、怖さも感じますよね。

サビの序盤から嵐が吹き荒れるような激しさがあり、その後もジェットコースターのように音階が乱高下します。このメロディーが本当に叫び声のようで、ストレス発散にちょうどいいのです。「♪ シャンデリ〜イ〜」と裏声を駆使して、歌いたくなります。

One Last Time | Ariana Grande

『ワン・ラスト・タイム』アリアナ・グランデ

▲ 動画の0:44から曲が始まります。

リリース:2014年
収録アルバム:My Everything

絶望感に満ちた迫力ある歌です。なぜなら、彼女は今にも愛する彼を失おうとしているから。彼が去るか去らないかという絶望的な場面で、彼に許しを乞いながら、必死に引き止めようとしているのです。

「最後にもう一度だけ」と言いながらも、本心はとどまってほしくてたまらないというのが感じられますよね。この最後の一回に賭けたいという思いもありそうです。

サビでは少しずつ音階が上がっていくので、熱唱したいときの昂(たかぶ)った感情にマッチします。メロディーにも絶望感が溢れていて胸が張り裂けそうになりますが、その分感情を込めやすいと思うので、身振り手振りもつけながら熱唱しちゃいましょう。

また、今回どちらを取り上げるか迷いましたが、アリアナの熱唱ソングなら “Break Free” もオススメです。嘆きたい気持ちなら “One Last Time”, ハッピーな気分なら “Break Free” という風に気分に合わせて歌ってみてくださいね。

Rolling in the Deep | Adele

『ローリング・イン・ザ・ディープ』アデル

リリース:2011年
収録アルバム:21

曲調とアデルの歌唱力の力強さが、かっこよくてクセになる一曲です。アデルの歌はほとんどが熱唱ソングですが、とにかく声を出したいというときには、この歌が最適です。

特にこの歌では、アデルの声のハスキーな部分が映えているように感じます。ドラムのビートやピアノの音にも感情がどんどん高揚させられて、どんなときでもいい気分で熱唱できそうです。

かつて愛し合っていた男性の本性がわかって、怒りを露わにし、彼のしたことや本性を暴露することで復讐しよう、という歌。歌唱力も歌詞の内容も、アデルらしさが爆発している曲ですよね。こんな風に怒りをかっこよく表現できるのは、アデルだけです。

I Will Always Love You (From “The Bodyguard) | Whitney Houston

オールウェイズ・ラヴ・ユー』ホイットニー・ヒューストン

リリース:1992年

皆様おなじみの、エンダーイヤーです。ワンフレーズとは言え、歌の一番重要な部分が歌詞・メロディーともに有名なので、今回挙げている曲の中では一番「すぐに歌える歌」かもしれませんね。しかもサビの間は、歌詞が “I Will Always Love You” しかありません。

ちなみにエンダーイヤーは、 “And I ~” の部分。そしてタイトル通り “will always love you” と続きます。有名なクライマックスの「エンダ〜〜〜イヤ〜〜〜!」もいいですが、序盤のしっとりな「エンダ〜ア〜イ」もジーンときます。

元々はシンガーソングライターのドリー・パートンが歌ったもの。映画『ボディガード』内で、出演者のホイットニー・ヒューストンがカバーしました。ドリー版は優しい印象で熱唱向きではないかもしれませんが、穏やかな気持ちで聴いたり歌ったりしたいときにオススメです。

熱唱したい洋楽〜男女デュエット編〜

Shallow | Lady Gaga, Bradley Cooper

シャロウ ~「アリー/ スター誕生」 愛のうた』レディー・ガガ, ブラッドリー・クーパー

リリース:2018年
収録アルバム:A Star Is Born (Soundtrack)

レディー・ガガの歌唱力には定評がありますが、歌唱力と同じくらい彼女が得意としているのが、ダンス。ソロの作品ではダンスありきのものが多く、熱唱というよりもダンスミュージックになる傾向があるように思います。

だから他のアーティストと共演している曲では、彼女の歌唱力が特に活きていると感じます。この歌は、ガガ様の歌声が響まくる映画『アリー/ スター誕生』を代表する一曲。クライマックスの部分では歓声が聞こえるような気がしてきて、気持ちよく歌えますよ。

同じく主演を務めるブラッドリー・クーパーは、この映画の監督も兼ねています。なかなか熱唱したいときにデュエットするという状況はないと思いますが、熱唱も誰かとできたら楽しさ倍増だと思うので、機会があればぜひ歌ってみてください♪

洋楽を熱唱して感情を爆発させよう!

とにかく声を出したいときにオススメの熱唱ソング、いかがでしたか?

お気に入りの洋楽があったなら、まずはとりあえず歌ってみましょう。彼ら・彼女らは歌のプロです。ここに挙げた歌は、そんなプロたちが歌うために作られた歌。私たちがカラオケで歌うことなど想定して作られてはいないのです。

うまく歌う必要なんてない!とにかく大きな声を出して、感情を表に出しましょう!!音楽を楽しむとはそういうことなのだから。そう熱く自分に言い聞かせて、締めくくりたいと思います。

それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました:)

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