こんにちは!シェルビーと申します。普段はさまざまなテーマで洋楽をご紹介する投稿しています。
今回の投稿は、「【洋楽レポート】とにかく大きな声を出したいときに!思いきり熱唱したい洋楽12曲」とリンクさせて、取り上げた歌の歌詞や歌い方をご紹介するものです。
和訳サイトではなく、熱唱する上で必要な情報やポイントを勝手に述べてまいります(だから歌詞の意味も私個人の解釈です)。レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパーの『シャロウ ~「アリー/ スター誕生」 愛のうた』を思い切り熱唱できるよう、ぜひ参考にしてくださいね♪
① コーラス(Chorus=サビ)は赤枠にしてあります。ここだけでも歌えれば十分楽しめるという印です。まずはこの部分から練習しましょう!
② 歌い方のポイントがわかりやすいように、以下のように目印を設定しました。
- 太字:長く伸ばして、あるいは強調して歌われている部分。歌全体についていくのが難しい場合は、まずはこの単語から発することを目指しましょう。
- 薄字:短く、あるいはほとんど発音されていない部分。さらっと歌えるとかっこいいけれど、難しい場合は発音しなくてもOK。
- 下線:単語と単語を繋げて歌うところ。洋楽を歌う上での最重要ポイント!
※ カタカナで読みを振りたくない主義ですが、それでも歌詞がわかるように努めています。それと併せて、動画や音源をたくさん聴いてくださいね♪
"Shallow" を歌おう♪
Verse
[Bradley Cooper]
Tell me something, girl
Are you happy in this modern world?
Or do you need more?
Is there something else you’re searching for?
- Tell: ll は母音がなく、音を出さずにただ舌を口の天井につけるだけ。そのまま次の me にいくので、聞こえ方は「テンミー」みたいになります。
- girl: カタカナで書けば「ガール」ですが、gir の部分は口をあまり開けずに、ウとかオに近いような感覚で伸ばします。r では舌は丸めずに、浮かせておくだけでOKです。
- modern: カタカナで書けば「モダン」ですが、どちらかというと「マドゥン」の方が近いです。
- something else: else とくっつくのは、something の g ではなく n。「ネルス」。
<歌詞の意味>
ねえ、何か話してくれよ。君は今幸せなのか?近頃のこの世界の中で。それとも、君にはまだ物足りないか?何か他に、探し求めているものがあるのか?
I’m falling
In all the good times, I find myself longing
For change
And in the bad times, I fear myself
- In all the: In からの all は、「イノー」とか「インノー」という風にしっかりつなげましょう。all からの the は、舌を上の歯の付け根にしっかりとつけて(ll)、そのまま上下の歯の隙間にチョンと先だけ当てて(th)舌を離します。難しければ、th だけやりましょう。
- longing: 熱望や切望を意味する単語。ローンギng と読みます。
- change: チェンジではなく、チェインジ。特にこの歌の中では、はっきりめにイを言いましょう。最後のジは弱く。ジとジュの間の音を、ごく小さく発するだけでOKです。
- fear: 恐れや不安を意味する単語。読み方はフィアーです。
<歌詞の意味>
僕は今落ちているのさ。調子がいいときは、自分でも強く望んでいることがわかる。このままではいたくないと。だけど悪いときには、自分自身が怖くなってしまう。
[Lady Gaga]
Tell me something, boy
Aren’t you tired tryna fill that void?
Or do you need more?
Ain’t it hard keeping it so hardcore?
- tryna: スラングで、trying to の短縮形です。読み方は tライナ。t はチュとかトゥとか言わずに、舌で打つ子音の音だけを出すようにしたいところ。r(舌をどこにもつけない)と続いていると、これが意外に難しいのです。
- Ain’t: アイーンではありません。読み方はエインt 。am not や are not, is not の短縮形です。
- keeping it: ing が次の母音とくっつくときは、g ではなく n をつなげます。ここも「キーピンニッ」でいきましょう。
- hardcore: ハードコアと発音すると歌いづらいです。har はこもらせるようにして伸ばし(舌は丸めない)、d は伸ばした音を舌で止めるように口の天井につけ、core は口の中に空洞をつくった状態で伸ばした後に舌を浮かせます。
<歌詞の意味>
ねえ、何か話してよ。あなた、疲れているんじゃない?虚空を埋めようとすることに。それとも、まだ何か物足りない?固い信念を貫くのって、容易ではないはずよ。
I’m falling
In all the good times, I find myself longing
For change
And in the bad times, I fear myself
歌詞はブラッドリー・クーパーのパートと同じです。2回目なのでここでは歌い方にアレンジが加えられていますね。せっかくのデュエットなので、このパートはレディ・ガガの歌い方に倣いましょう。
以下は復習です。
- In all the: In → all は「イノー」「インノー」。all → the は、舌を上の歯の付け根につけ(ll)たまま、上下の歯の隙間に先だけ当てて(th)、舌を離す。難しければ th だけ。
- longing: ローンギng。
- change: チェインジ。最後の ge は、ジとジュの間の音をごく小さく発するだけ。
- fear: フィアー。
<歌詞の意味>
私は今落ちている。調子がいいときは、自分でも強く望んでいることがわかるの。このままではいたくないって。だけど悪いときには、自分自身が怖くなってしまう。
Chorus(赤枠)
[Lady Gaga]
I’m off the deep end, watch as I dive in
I’ll never meet the ground
Crash through the surface where they can’t hurt us
We’re far from the shallow now
- ポイントは3つ。① 声を遠くまで届けることをイメージし、大きなスケールで歌う。② 単語をつなげ、なるべく声が途切れないようにする(音楽がわかる人は、全部の音をテヌートだと思ってください♪)。③ 母音がなんであっても、なるべくずっと「縦に大きいアの口」に近い状態で発音する。
- Crash through: つなげて歌うと、子音が続いたときが難しいんですよね。sh と th と r を全部言うのは困難ですが、3つの中では sh が一番大事。th か r で、言いやすい方に集中しましょう。ちなみに、音源では r が弱めです。
- can’t hurt us: can’t の n を hurt とつなげて、「キャナー」みたいにします。t は発音上ないと思ってください。hurt の t は d っぽく、マイルドに舌で打つようにして、「キャナーダス」。
<歌詞の意味>
我を忘れ、何も考えずに飛び込むの。待っていてね、あなたがいる深いところへ、私も今行く。もう地上へ戻ることはないし、目にすることすらない。一気に水面を突き抜けた。ここなら、私たちは誰からも傷つけられない。深い海の中で、今はあなたと二人。もう浅い水面は、永遠に私たちが触れ合うことのない、ずっと遠くの世界。
Post-Chorus
[Lady Gaga & Bradley Cooper]
In the sha-ha, sha-hallow
In the sha, sha-la-la-la-low
In the sha-ha, sha-hallow
We’re far from the shallow now
- sha-ha: 言い方は、カタカナ通りの「シャハ」でOKです。
- sha-hallow: こちらは、やや h が弱めのハで。音階が変わるときに、息で押し上げて勢いづけるイメージです。
- shallow の low がたくさん出てきますが、単にローと伸ばすのでなく、ロゥと唇をすぼめて言い終えましょう。
<歌詞の意味>
浅いところからもっと先へ進んで、深いところへ。ラララ。浅いところ、それは、私たちを苦しめてきた大きな何か。もう永遠に私たちが触れ合うことのない、ずっと遠くの世界。
Bridge
[Lady Gaga]
Oh, ha, ah, ha, ah
Ha, ah
- メロディーが美しいですよね。アーでもハーでもなんでもいいので、緩急つけて気持ちよく響かせましょう。上手いか下手かは関係ありません。ここは歌詞がない分、歌い方でめいっぱい表現するところです!
- ah: 最後は大サビに向かってクレシェンド。グーッと盛り上げていきましょう!
<歌詞の意味>
(意味のない歌詞に見えても、実はちゃんとあります。ただ、正解はありません。前後の文脈やメロディーから、自分なりに感じ取りましょう。)
Chorus(赤枠)
[Lady Gaga]
I’m off the deep end, watch as I dive in
I’ll never meet the ground
Crash through the surface where they can’t hurt us
[Lady Gaga & Bradley Cooper]
We’re far from the shallow now
歌詞は1番のコーラス(サビ)です。2回目なので歌い方にアレンジが加えられていますが、好きな歌い方でOK。ただし、1回目よりも精いっぱい感情を込めて歌いましょう。重い歌詞ではありますが、とにかく気持ちよく歌うことが一番大切です。
以下は復習です。
- ポイント3つ。① 声を遠くに。② 声が途切れないよう単語をつなげる(テヌート)。③ 縦に大きいアの口。
- through: th か r のどちらかだけちゃんとやればOK。
- can’t hurt us: can’t の n と hurt をつなげ、hurt の t はマイルドに舌で打つようにして、「キャナーダス」。
<歌詞の意味>
我を忘れ、何も考えずに飛び込むの。待っていてね、あなたがいる深いところへ、私も今行く。もう地上へ戻ることはないし、目にすることすらない。一気に水面を突き抜けた。ここなら、私たちは誰からも傷つけられない。深い海の中で、今はあなたと二人。もう浅い水面は、永遠に私たちが触れ合うことのない、ずっと遠くの世界。
Post-Chorus
In the sha-ha, sha-hallow
In the sha, sha-la-la-la-low
In the sha-ha, sha-hallow
We’re far from the shallow now
1回目のポストコーラスと同じ歌詞です。以下は復習です。
- sha-ha: シャハ。
- sha-hallow: やや h が弱めのハ。
- shallow の low は、ローではなくロゥ(唇をすぼめて)。
<歌詞の意味>
浅いところからもっと先へ進んで、深いところへ。ラララ。浅いところ、それは、私たちを苦しめてきた大きな何か。もう永遠に私たちが触れ合うことのない、ずっと遠くの世界。
曲の基本情報
ソングライター:Andrew Wyatt Blacemore, Anthony Rossomando, Stefani J. Germanotta, Mark D. Ronson
リリース:2018年
収録アルバム:A Star Is Born (Soundtrack)
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