洋楽ビギナーの方も、洋楽マニアの方も、シェルビーの部屋へようこそ!
日本の夏は暑いですよね。私は夏が大好きですが、さすがにここまで酷な暑さは求めていません。あぁ、カラッとした南国の空気を感じたい・・・。
そこで今回は、ウクレレの音色が活躍している洋楽を集めてみました!穏やかで涼しげな音楽に癒されてください♪
Hey, Soul Sister | Train
『ヘイ, ソウル・シスター』トレイン
リリース:2009年
収録アルバム:Save Me, San Francisco
この曲を知っている方なら、「ウクレレといえばこれ!」とすぐに思い浮かべるでしょう。イントロから明るくさっぱりしていて、思わず「気持ちいい〜」と言いたくなります。ウクレレの音がなければ、この気持ちよさは生まれません。
特にこの曲では、ウクレレとボーカルが一体となって音楽を作り出しているのが感じられます。ボーカルのメロディーはずっと高音域ですが、柔らかく軽快な歌い方で、マイルドな印象。クリアな歌声なので、歌全体も涼しげです。
この曲は、理想の人に出会った喜びを歌った歌。彼女のことが頭から離れず、運命の人だと確信しています。そう感じられる人との出会い、なんて幸せなのでしょう。この曲のすべてが、聞く者の心までハッピーにしてくれますね。
Title | Meghan Trainor
『タイトル』メーガン・トレイナー
リリース:2014年
収録アルバム:Title
メーガン・トレイナーとウクレレって相性いいですよね。初期のメーガンらしいオールディーズの要素が取り入れられた曲で、この雰囲気に、ウクレレのどこか懐かしさを感じさせる音色が合うのかもしれません。
ウクレレの音には愛らしさがあって、メーガン・トレイナーのキュートな感じを際立たせてもいます。夏らしさとかわいらしさが感じられますよね。ブリッジでは、ラップとウクレレという組み合わせの意外性が楽しめます。
ここで言っている title は、肩書きや称号のこと。「あなた」の恋人としての肩書きを私にちょうだい!と歌っています。なんだかワクワクした感じまで伝わってきますね。
Stay Stay Stay | Taylor Swift
『ステイ・ステイ・ステイ』テイラー・スウィフト
リリース:2012年
収録アルバム:Red
こちらも、ウクレレのキュートな音色が活かされた一曲。テイラー・スウィフトは女子のあらゆる内面や感情を表現するアーティストですが、そんなテイラーの「かわいい」の部分があふれた歌です。
彼と揉めてしまったけれど、別れそうな状況を経験し「やっぱり自分のもとにいてほしい」と改めて思っている曲。曲調から、ただかわいいだけでなく、素直な気持ちや、明るく穏やかな未来すら感じることができます。
ウクレレの音はこのすべてを表現しています。しかもウクレレは、いろいろな楽器の見せ所があるこの曲で、最初から最後まで絶えず鳴っている唯一の楽器。曲を支える重要な役割を果たしながら、曲を印象づけるサウンド作りもこなしているのです。
Winter Things | Ariana Grande
『ウィンター・シングス』アリアナ・グランデ
リリース:2015年
収録アルバム:Christmas & Chill
ここで変わりダネを一曲。ウクレレと言えば夏を連想させますが、この曲はそんなウクレレの味を活かした、冬の歌です。自分は暖かい冬に慣れているけど、あなたといるこの冬は冬らしいことをして楽しみたい、と歌っています。
歌の舞台は、冬でも夏のように暖かい場所。アリアナはフロリダ州出身なので、この舞台はフロリダということなのでしょう。私たちも暑い日には、雪や氷の世界をうらやむ気持ちが嫌というほどわかりますよね。
暖かいところで、「あんなことしたいな」「こんなことしたいな」とぼんやり想像しながら、考えを巡らせている。その本人のほほえましい情景と、寒さを楽しむ想像上の情景が、ウクレレを通じて目に浮かんできます。
La Da Dee | Cody Simpson
『ラ・ダ・ディ』コーディ・シンプソン
リリース:2013年
収録アルバム:Surfers Paradise
楽しくて幸せな気分になれるウクレレソングです。ある女性が気になって、彼女のことで頭がいっぱいになっているという歌。曲調も明るく、夏に聴くと何か楽しいことが待っているような気がしてきて、胸が躍ります。
この曲は、3Dアニメーション映画『くもりときどきミートボール2』のエンディングテーマでもあります。お子さまもノリノリで楽しめること間違いなしです。
コーディ・シンプソンはオーストラリアのシンガーソングライター。サーファーの聖地・ゴールドコーストの出身で、その生い立ちが彼の音楽を特徴づけています。夏、特に海で洋楽を聴きたいときには、どの曲もオススメですよ。
Somewhere over the Rainbow | Israel Kamakawiwoʻole
『虹の彼方に』イズラエル・カマカヴィヴィオレ
リリース:1993年
収録アルバム:Facing Future
ウクレレといえばハワイ!洋楽という枠でご紹介していいか迷いましたが、せっかくなので、がっつりハワイアンミュージックも挙げておきます。中でもこちらのイズラエルはレジェンド級アーティスト。ホノルル出身です。
『虹の彼方に』は、元々ジュディ・ガーランドが映画『オズの魔法使い』で歌い、何度もカバーされてきた名曲ですが、特にイズラエルのカバーは傑作。ハワイの風のような優しい歌声を聞くと、穏やかな空気に包まれ、鮮やかな虹が目に浮かんできます。
彼は38歳の若さで亡くなっており、MV終盤には実際の散骨の様子がおさめられています。地元ハワイで愛されているのがよくわかりますね。今でも彼の音楽は、ハワイに限らず、世界のあらゆるところで流れ続けています。
Why Kiki? | Iam Tongi
『ワイ・キキ?』イアム・トンギ
リリース:2023年
上に同じく、ハワイのオアフ島出身。まだまだ若く、これからが楽しみなアーティストです。全米で人気のオーディション番組『アメリカン・アイドル:シーズン21』では、優勝を果たしました。
この歌は、ハワイの美しい景色を眺めながら、想いを寄せる人に対して「どうしてそんなに僕を悲しませるの?」と思い悩んでいる歌。MVでも、ワイキキをはじめとするさまざまなハワイの景色を楽しめます。
イアム・トンギは、2025年公開の実写映画『リロ・アンド・スティッチ』の劇中歌 “Hawaiian Roller Coaster Ride” も歌っています。パフォーマンスの動画を貼るので、ぜひご覧ください♪
番外編
ウクレレと思いきやウクレレじゃなかった曲を、ちょいとここらでご紹介させてください。雰囲気的には、皆さまが求めているものと一致するはずですので・・・。
I’m Yours | Jason Mraz
『アイム・ユアーズ』ジェイソン・ムラーズ
リリース:2008年
収録アルバム:We Sing. We Dance. We Steal Things.
南の島らしい、ゆったりとした雰囲気を感じさせてくれる一曲。ウクレレだと思っていたのですが・・・聴けば聴くほど、ギターっぽい気がします。まぁそんなことはあまり関係ありません。求めているのはこの心地よい空気感なのですから。
ちなみに、ライヴパフォーマンスではウクレレが使われていることも結構あるみたいですが、一人で弾き語りをするときには、ギターで高い音域を鳴らして、ウクレレのような音にしています。
この歌は、優しい恋の歌。「僕は君のものだよ」というフレーズは、押し付けがましくないセリフながら、率直な愛を感じます。曲の雰囲気ともぴったりですね。
The Lazy Song | Bruno Mars
『ザ・レイジー・ソング』ブルーノ・マーズ
リリース:2010年
収録アルバム:Doo-Wops & Hooligans
lazy は、「のんびりとした、気だるい」といった意味の単語。この言葉がピッタリな、リラックスできる雰囲気が魅力ですよね。それを演出するのに欠かせないのが、このウクレレのような、高音域でのギターの伴奏。
“The Lazy Song” というだけあって、歌詞の内容も徹底してダラダラしています。今日は何もしたくないから、部屋やベッドの上で、誰にも邪魔されずにやりたい放題やって過ごすんだ〜、という歌。のんびり過ごすのって、最高です。
たまにはすべてのことから解放されて、ダラダラ過ごすのも必要。つらい暑さに耐えられず、だるくて何をする気にもなれない夏の日々は、レイジーの精神で乗り切りましょう♪
まとめ:暑い夏はウクレレの音に癒されて♪

ウクレレの音が印象的な洋楽、いかがでしたか?
ウクレレを使った曲、意外と少なかったのですが、ステキな曲ばかりでした。もっとたっぷりウクレレの音に浸りたいときは、ハワイアンミュージックのアルバムを流すのもいいですね♪
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました:) くれぐれも体調にお気をつけて!
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