洋楽ビギナーの方も、洋楽マニアの方も、シェルビーの部屋へようこそ!
時には女の子だって、思いっきりはっちゃけたり、怒りに任せて暴れたりしたいですよね!今回は、そんな溢れ出しそうな感情を、いっそのこと爆発させてくれるやんちゃでかわいい歌を集めました。
それでは、元気よくいきましょう☆
暴れたい女子のはっちゃけソング
I Love It (feat. Charli XCX) | Icona Pop
『アイ・ラヴ・イット(feat. チャーリー・XCX)』アイコナ・ポップ
リリース:2012年 収録アルバム:This Is… Icona Pop
スウェーデンのシンセポップデュオ、アイコナ・ポップが、英国のシンガーソングライターであるチャーリー・XCXをフィーチャリングした楽曲。チャーリーはこの歌のソングライターの一人でもあります。
まず歌い方が特徴的で、とてつもない破壊欲を感じます。何かをぶち壊してやる!という、理性を失った叫びのような歌い方。かっこいいですよね。聴いているこちらもスカッとします。音楽面では重低音が印象的。腹の底から何かが湧き上がってきて・・・あぁ、今にも爆発しそう!
歌詞も、思った通りの歌詞。彼に別れを告げているものなのですが、「あんたのものをカバンに入れて階段から落としてやった!車もぶつけてそのまま燃えるのをただ見てた!最高!」という感じで、制御不能なやけくそ感が目立ちます。
それだけでなく、「あなたは別の道を行った、私はミルキーウェイ(天の川)。次元が違うの。」みたいなことも言っているところも、強気な女という感じがしてかっちょいいです。
Break The Rules | Charli XCX
『ブレイク・ザ・ルールズ』チャーリー・XCX
リリース:2014年 収録アルバム:Sucker
というわけで、続いてもチャーリー・XCX。先述した通り彼女は英国のシンガーソングライターですが、MVはアメリカン。スクールバスの上で歌って踊ってる姿かっこよすぎ〜。ルールに縛られず自由を謳歌して遊びまくっているMVが印象的です。
歌詞で印象的なのは、やはり “I don’t wanna go to school, I just wanna break the rules”(学校なんて行きたくない、私はただルールを破りたいだけ)というフレーズですね。自分らしく生きていたい気持ちの象徴として、よく聞かれる言葉です。たまにはこういうマインドも大切かもしれません。
チャーリーの歌い方は、開放感があって魅惑的。腹の底から発しているような力強い声の出し方は、こういう歌にもすごく合っていますよね。表現力にも長けていて、どの曲を聴いても心を掴まれてしまいます。
So What | P!nk
『ソー・ワット』ピンク
リリース:2008年 収録アルバム:Funhouse
重低音が印象的な、かっこいい一曲。ロックな曲調が、強い女子!という感じを思わせます。一方、サビの爽快感はとっても気持ちがよくて、心がスカッとするのとパワーがみなぎってくるのが同時に味わえます。やけくそな感じのMVもおもしろいです笑。
内容としては、「あんたなんていらない!」と夫に別れを告げる系の歌。出だしからいきなり “I guess I just lost my husband(たぶん夫がいなくなった)” と歌っています。
彼から解放された喜びと、これまで積み重ねてきた怒りが入り混じって爆発したような感情なのだと思います。歌の中では、”I wanna start a fight!(喧嘩したい!)” と繰り返すところも。相当興奮しているようですね笑。
実際にピンクは夫とは順風満帆ではなかったようですが、歌のように別れてはおらず、現在も仲睦まじい姿を見せています。
Tell Me Something I Don’t Know | Selena Gomez
『テル・ミー・サムシング・アイ・ドント・ノウ』セレーナ・ゴメス
リリース:2008年 収録アルバム:Another Cinderella Story(セレーナ主演のミュージカル映画)
周りの大人たちに対して感情を爆発させている爽快ソング。最近は雰囲気的に落ち着いた歌が多いセレーナ・ゴメスですが、こちらはティーンらしく弾けた歌です。
夢見ていることを「絶対に叶わない」「間違っている」と四六時中みんなから言われているので、もうそんなこと聞き飽きたし私の意志は変わらないから、他のこと(私が知らないこと)を教えてよ!と吠えまくります。頭をブンブン振りたくなるような、刺激たっぷり・爆発力たっぷりの歌です。
セレーナと言えば、やはり品と色気があって「大人の女性!」というイメージがありますが、このMVではまだ無邪気な感じが残っています。キレッキレで踊っているところとか、ニッコニコの笑顔とか、とにかくかわいすぎる!ぜひMVも、セレーナの表情や行動に注目しながら見てみてください。
What the Hell | Avril Lavigne
『ワット・ザ・ヘル』アヴリル・ラヴィーン
リリース:2011年 収録アルバム:Goodbye Lullaby
はっちゃけソングにロックは欠かせませんよね。彼氏にしばられることなく、はじけたい!遊びたい!という女の子の気持ちを歌ったこの歌には、アヴリルの魅力である自由奔放でかわいいところが詰まっています。
“What the hell” にはいろいろな意味があり、「一体どうなってるの?」という驚きや「一体なんなの?!」という怒りなどを表現するときに使われます。この歌では、「彼に愛されようが嫌われようがどうでもいい。とにかく思うままに楽しく過ごしたい」という気持ちが込められているようです。
たまにはやりたい放題に、わがまま言ったり身近な人を振り回したりしたって、いいじゃん!普段何かを我慢しているなら、今こそこのマインドで、思いっきりはっちゃけちゃいましょう。
TiK ToK | KE$HA
『ティック・トック』ケシャ
リリース:2009年 収録アルバム:Animal
パーティーで朝まで踊り続けるぞ!というパリピタイプのはっちゃけソングです。時間が経つのも気にしないで、気分を上げ続けていたい、高まった気持ちを歌っています。
この曲は出かける前の描写で始まっていて、その高揚感もすごく伝わってきます。我々がパリピであろうとなかろうと、こちらの気分も、サビに向けてどんどん上げられていってしまうのです。そして、1番のサビが始まってしまえば、本当に止まることなく最後まで飲んで踊り続けます笑。
誰にも邪魔されない勢いで、細かいことは気にせず、酒と自分に酔って踊りまくる・・・最高にアゲアゲな曲だから、誰でもこの音楽にノってしまいます。でも音自体はガチャガチャしていなくてシンプルなので、すごくキラキラしているように聴こえるのが、なんだか不思議。
Girls Just Want to Have Fun | Cyndi Lauper
『ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン』シンディ・ローパー
リリース:1983年 収録アルバム:She’s So Unusual
次はこちらの元祖はっちゃけソング!朝帰りしたり夜中に電話したりすると、親は私の将来とかを心配するけど、私はただ楽しみたいだけなの。女の子だって楽しみたい!女の子だってハメを外したっていいでしょ!?という元気な歌です。
かわいらしい印象を受ける歌ですが、おそらく歌っているのはティーンや20歳前後ではなく、それなりの大人の女性からの視点(実際リリース当時はシンディも30歳ごろです)。2番で「私は男性に束縛されたり言いなりになったりするのではなく、日の当たる道を歩く女性でいたい」と歌っているところは、印象的です。
曲全体では「ただ楽しみたい」というフレーズが強調されていますが、ただ単に「遊びたい・解放されたい」ということではなく、そこには自立した女性でいることや、他者から縛られない自由な女性でいることの大切さも含まれています。女性の応援ソングとして聴くこともできますね。
bad guy | Billie Eilish
『バッド・ガイ』ビリー・アイリッシュ
リリース:2019年 収録アルバム:When We All Fall Asleep, Where Do We Go?
いかにもパリピみたいにはっちゃけるのではなく、物静かな「悪いヤツ」になってはっちゃけたいタイプの人に。他の歌とは一味違うけど、この曲もある意味はっちゃけソングですよね。
この歌では、ビリーがひっそり囁くような声で、「私は悪い子なんだ」と続けます。重たくてちょっぴり恐怖心を抱かせるような、不気味な歌詞。それをクールに淡々と歌い、さらには、ホラー映画で流れそうな音や、不快な和音を組み合わせたサウンドに重ねています。
小悪魔っぽくて、狂気じみてて、サイコパスな感じ。何もかもがクセになりますよね。やりたい放題な感じのMVからも、終始目が離せません。
Hard Times | Paramore
『ハード・タイム』
リリース:2017年 収録アルバム:After Laughter
曲はポップで爽快感がありますが、歌詞だけに注目すると、落ち込んだ気分から始まっています。Hard Times は、ズバリそのまま、ハードな時間のこと。つらいことがあって、心がしんどい時のことを歌っています。
つらい時には何もかもイヤになってしまうものです。そんな状況を歌ったこの曲では、「この際、落ちて落ちてとことん落ち込んでやる!」と投げやりになりますが、きっとつらいときこそ、こういうマインドが大切なんですよね。
投げやりになったときでも、そんな自分をこの歌の歌詞が肯定してくれて、軽快なサウンドが気分を持ち直してくれるように感じられます。落ち切っても、むしろそこからだと前を向かせてくれるところも、この曲のいいところです。
Bad Idea Right? | Olivia Rodrigo
『バッド・アイディア・ライト?』
リリース:2023年 収録アルバム:Guts
過去の男性から誘いがあり、受けるなんて「よくないよね?ダメだよね?」と思いつつ、揺れている感情を表した歌。わざわざ聞いてくるあたり、いいんじゃない?と思ってすらいそうだし、そう言ってもらえることを少し期待しているような感じもしますよね笑。
歌詞を追ってみると、気持ちが彼になびいているのが見え見え。でも歌の中では、「揺れてはダメだ!」と言い聞かせてもいます。心の葛藤がかわいらしい一曲です。
つい叫びながら歌いたくなってしまうサビは、一緒に歌えば心にあるモヤモヤが晴れること間違いなし!オリヴィア・ロドリゴの歌は、ポップでロックな曲が多いのが特徴の一つですよね。こういう感情をぶつけた歌を、下品にならずに彼女のかわいさを活かしたままスカッと歌うところが、気持ちいいです。
ちなみに、”Get Him Back!” や “good 4 u” なんかも今回のテーマとよく合います。
まとめ:洋楽を聴いて心を解放させよう!
女子のためのはっちゃけソング、いかがでしたか?
一通り聴いていたら、心がスカッとしてきました。感情をさらけ出すのって、楽しいですよね!たまった感情を爆発させたいとき、ハメを外したいときには、ぜひここにあげた洋楽を聴いてみてください♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました:)
コメント