洋楽ビギナーの方も、洋楽マニアの方も、シェルビーの部屋へようこそ!
定番の洋楽クリスマスソングは日本でもよく耳にしますが、大体同じような曲が流れているように思います。でも、それ以外にも毎年多くの有名アーティストがクリスマスソングを出しており、その中にはまだあまり聴かれていない曲も、実はたくさんあります。
そこで今回は、まだあまりメジャーでない洋楽のクリスマスソングを、たっぷり集めてみました。とはいえ、クリスマスソングはかなり膨大にあるので、メジャーに近い曲から厳選して挙げていきます。
一度聴けば好きになる曲ばかりなので、ぜひ最後までご覧ください♫
〜こちらもご覧ください〜
- まだあまり知られていない洋楽クリスマスソング
- Mistletoe | Justin Bieber
- Christmas Tree Farm | Taylor Swift
- You Make It Feel Like Christmas (ft. Blake Shelton) | Gwen Stefani
- Cozy Little Christmas | Katy Perry
- Merry Christmas | Ed Sheeran & Elton John
- Christmas Lights | Coldplay
- Oh Santa! (ft. Ariana Grande, Jennifer Hudson) | Mariah Carey
- That’s Christmas to Me | Pentatonix
- Please Santa Please | Pentatonix
- Santa, Can’t You Hear Me | Kelly Clarkson, Ariana Grande
- My Only Wish (This Year) | Britney Spears
- Santa's Coming For Us | Sia
- Like It’s Christmas | Jonas Brothers
- You Deserve It All | John Legend
- まとめ:奥が深いクリスマスソングの世界を楽しもう!
まだあまり知られていない洋楽クリスマスソング
Mistletoe | Justin Bieber
『君とホワイト・キス』ジャスティン・ビーバー
リリース:2011年
収録アルバム:Under the Mistletoe
よく聴かれているクリスマスソングの一つだとは思いますが、日本ではあまり耳にしない気がします。
「ヤドリギの下で、君とキスをするんだ」という甘く微笑ましい若いカップルの歌。軽やかな曲調の割には、歌詞がロマンチックでドキドキしちゃいます。
この歌には邦題がついていますが、原題の “Mistletoe” はヤドリギ(宿り木)のことで、このヤドリギの下でキスをしたカップルは、永遠に結ばれると言われています。なので洋楽のクリスマスソングでは、“Under the mistletoe” は頻出です。知らなかった方はぜひ覚えておいてください♪
Christmas Tree Farm | Taylor Swift
『クリスマス・ツリー・ファーム』テイラー・スウィフト
リリース:2019年
同様に、もっと街中やメディアで耳にする機会があってもいいと思うのが、この歌。大人気のテイラー・スウィフトだし、正統派クリスマス・ポップという感じもするので、馴染みやすい曲だと思います。私的にはどストライクの、ハッピーなクリスマスソングです。
『赤鼻のトナカイ』のように、物語の世界へいざなうようなイントロ部分がある構成も特徴的。 “Just like magic…”(動画の0;19)で幕が開いて、場面が変わってパァッと明るくなって、物語がはじまり・・・ワクワクが止まりません。
そして、大切な人と2人、暖炉にあたりながら冬の故郷に思いを馳せる。そんな歌詞からは、暖かくて平和なクリスマスがみんなに訪れている情景も、目に浮かんできます。夢のような世界のことを歌っているわけではないけれど、おとぎ話やファンタジーの世界に入り込んだような気分にさせてくれます。
You Make It Feel Like Christmas (ft. Blake Shelton) | Gwen Stefani
『ユー・メイク・イット・フィール・ライク・クリスマス(ft. ブレイク・シェルトン)』グウェン・ステファニ
リリース:2017年
収録アルバム:You Make It Feel Like Christmas
グウェン・ステファニーが、カントリーミュージシャンのブレイク・シェルトンを迎えた、心弾むクリスマスソング。ワクワク度はトップレベルです。 You Can’t Hurry Love といったレトロなポップを彷彿とさせる軽快なリズムや、ブラスバンドの華やかなサウンドが、どこまでも幸せな気持ちにさせてくれます。
この歌は、おそらく夫婦や長年付き合っているカップルが、クリスマスに愛と感謝を伝え合っている歌。「あなたとの最初のキスで永遠を見つけた」「心が躍っている」など、これまでもこれからも変わらず続いていく愛情が歌われていて、強く確かな想いを感じます。
歌っている2人は実際に結婚して夫婦となりますが、結ばれたのは2021年。その何年も前に、このステキなクリスマスソングで共演しているんですね。結婚は定められていたかのように、今の2人にピッタリな歌。聴く人にも、幸せを運んできてくれそうです。
Cozy Little Christmas | Katy Perry
『コージー・リトル・クリスマス』ケイティ・ペリー
リリース:2020年
落ち着いていて大人っぽさもあり、軽やかなリズムで親しみやすさもある。大人も子どもも、みんなで楽しめるクリスマスソングです。
cozyには「居心地のいい、こぢんまりとした」などの意味があります。バタバタと忙しくしたり、高価なプレゼントにばかり気を取られていないで、平凡にささやかに、2人だけのクリスマスを楽しもう、という歌。
音楽からもそんな雰囲気を感じさせますが、同時にワクワク感をそそる華やかさもあります。「あなたさえいれば、特別なことをしなくても手近なもので、キラキラした最高のクリスマスになる」という意味合いを感じますね。途中の「やっぱシャネルはほしい」というケイティらしいユーモアも、この曲のいいところ。
Merry Christmas | Ed Sheeran & Elton John
『メリー・クリスマス』エド・シーラン&エルトン・ジョン
リリース:2021年
収録アルバム:The Lockdown Sessions
エド・シーランとエルトン・ジョン。英国の偉大なミュージシャンである2人の、壮大なクリスマスソングです。クリスマスを迎える喜びが満ち溢れている歌で、ミュージカルのフィナーレのような満足感が味わえます。
大部分は恋人と2人で過ごす場面のことを歌っていますが、そんな中で出てくる、サビの「僕たちの家族や友だちもみんなここにいる」という歌詞がたまりません。サビの最後には “Merry Christmas, everyone”。聴いていると、大切な人たちの顔が目に浮かんできます。
クリスマスってなんて素晴らしいものなの?!ということに改めて気付かされる歌。ただ楽しむだけのクリスマスよりも、愛と喜びに満ちたクリスマスを過ごそう。そう思わせてくれます。
Christmas Lights | Coldplay
『クリスマス・ライツ』コールドプレイ
リリース:2011年
他のナンバーとは一味違う、切ないクリスマスソングです。愛していた彼女が自分の元を去ってしまった。その彼女を愛していたことと、彼女が幸せに暮らすことを祈っていることを、歌った歌です。
クリスマスなのに自分の心は寂しく虚しいけれど、街の明かりが輝き続けている。そこに希望や温もりを感じて、空っぽになってしまった心をなんとか保たせようとしている感じに、心打たれます。じんわりと暖かいメロディーが沁みるので、余計に。
この歌は曲の中で曲調が2回変わるという特徴があります。寂しさを表すような静かな音楽で始まって、次に感情が高ぶるように音の層が厚くなって、後半はメロディーも拍子もガラッと変わって壮大に。ドラマチックで泣けます。
Oh Santa! (ft. Ariana Grande, Jennifer Hudson) | Mariah Carey
『Oh サンタ!(ft. アリアナ・グランデ, ジェニファー・ハドソン)』マライア・キャリー
リリース:2020年
マライア・キャリーは『恋人たちのクリスマス』以外にも、多くのクリスマスソングを歌っています。この曲は元々マライアが2010年にリリースした歌でしたが、アリアナ・グランデと、歌手で女優のジェニファー・ハドソンを迎え、リニューアル。オリジナルのものよりも華やかに仕上がっている印象です。
この3人の組み合わせもいいんですよね。3人とも歌唱力に長けている歌手なので、その目の覚めるような迫力に圧倒されます。それに、マライアの華やかな歌声、アリアナの透明感たっぷりで溶けそうな歌声、ジェニファーのソウルフルで豊かな歌声。
なんだか、クリスマスに必要なものがここに揃っているという感じがします。3人が代わる代わるに歌っているので、いろんなところに聴きどころが詰まっているし、そうかと思えばあっという間に過ぎ去ってしまう。目まぐるしくて楽しい曲です。終盤の超ハイトーンハーモニーは驚異的!
That’s Christmas to Me | Pentatonix
『ザッツ・クリスマス・トゥ・ミー』ペンタトニックス
リリース:2014年
収録アルバム:That’s Christmas to Me
美しいハーモニーに心が洗われる一曲です。古典的で厳かな雰囲気は、愛を思い出させ、幸福を与えてくれているかのよう。大きな愛と優しさに包まれ、守られている安心感を感じられます。
歌詞もステキなので、ぜひ全文を見てみてください。ささやかながらもクリスマスらしい情景に触れ、平凡の中の幸せや平和を感じる。そうして心の中で、クリスマスソングを歌い、キャンドルを灯す。「それが私のクリスマス」。特に「私に必要なただ一つの贈り物は家族の喜び」という歌詞には、胸を打たれます。
ペンタトニックスはクリスマスソングをたくさん歌っています。グループオリジナルの曲も、定番ソングも、クリスマス・キャロルも。YouTubeのチャンネルでもたくさん公開されています。
クリスマスこそ、ペンタトニックスの魅力に触れるとき!せっかくなので、まったく曲調の違う作品をもう一曲↓。
Please Santa Please | Pentatonix
『プリーズ・サンタ・プリーズ』ペンタトニックス
リリース:2023年
収録アルバム:The Greatest Christmas Hits
何かいいことがやってきそうな、華やかで明るいクリスマスソングです。この曲では、メゾソプラノ担当のカースティンがメインボーカルとなって、その周りをコーラスが包んでいるような構図です。
この曲はアカペラではなく、いろいろな楽器が使われています。が、お馴染みの美しいコーラスがぐっと迫ってくるような迫力を出していて、ペンタトニックスならではの豪華なクリスマスソングに仕上がっています。コーラスが厚いと、やはり盛り上がりが違いますね。
歌詞の内容は、簡単に言うと「夢を叶えて、サンタさん」。願い事はずばり、ヤドリギの下でのキス!でも恋人がいないので、恋人がほしいとサンタさんにお願いする歌なのです。恋人への愛を歌うクリスマスソングばかりではないのですね。少し安心・・・笑。
Santa, Can’t You Hear Me | Kelly Clarkson, Ariana Grande
『サンタ, キャント・ユー・ヒア・ミー?』ケリー・クラークソン, アリアナ・グランデ
リリース:2021年
収録アルバム:When Christmas Comes Around…
ステップを踏みながら街を歩きたくなるような、楽しいクリスマスソングです。アリアナは Santa Tell Me、ケリーは Underneath the Tree とそれぞれ大人気のクリスマスソングを出していて、近年のクリスマスの音楽シーンに欠かせない2人。安定して素晴らしいです。
タイトルを直訳すると「サンタさん、私の声が聞こえないの?」。歌の中では、「クリスマスにほしいものがまだ届いてない」「ヤドリギの下に必要なものがほしいのに、もらえないから、ヤドリギだっていらない」といった歌詞が出てきます。
つまり、ほしいのは恋人。「あの人と一緒にいられないクリスマスなんて楽しくない、意味がない!」とサンタさんに訴えているのです。もしかしたらこのサンタさんこそ片思いの彼なのかも。「私の気持ちに気づいてよ!」という思いをぶつけている、ともとれますね。
“Santa, can’t you hear me” といえば、この曲も↓。
My Only Wish (This Year) | Britney Spears
『マイ・オンリー・ウィッシュ』ブリトニー・スピアーズ
リリース:2000年
収録アルバム:Platinum Christmas
恋の予感を感じさせる、かわいくて明るいクリスマスソング。ブリトニー・スピアーズ特有のかわいらしい歌声に、自然と心が弾みます。
前項の曲と似ているフレーズが出てきますが、こちらでは “Santa, can you hear me?”「サンタさん、私の声が聞こえる?」となっています。また、内容的にも似ていますが、はっきり「彼がほしい」とお願いしているところは違います。より積極的な感じがしますね。
周りにはカップルがたくさんいて寂しさを感じながらも、「クリスマスツリーの下で彼を待っているから」と・・・。一途な恋心にはキュンとしちゃいます。
「彼がほしい」系の歌を続けてご紹介しました。片思いの歌だけど、どれもワクワクするメロディーで、なんだか本当に幸せが訪れそうな気がしてきますね!
Santa's Coming For Us | Sia
『サンタズ・カミング・フォー・アス』シーア
リリース:2017年
収録アルバム:Everyday Is Christmas
おしゃれで、大人のクリスマスソングという感じの一曲。シーアの熱量たっぷりの歌声と、ゆっくり体を降らして踊りたくなるリズムが特徴です。また、『サンタが街にやってくる』のオマージュのようでもあり、童心に帰らせてくれるような温もりも感じます。
スローテンポと美しいハーモニーをバックにロマンチックに始まって、曲調が変わるとリズミカルで楽しげな音楽に。クリスマスソング特有の鈴の音や鐘の音が、使われてはいるけど控えめで、よくある雰囲気とは一風違った感じが楽しめます。
歌詞からは、クリスマスの準備をしながら、その日が来るのを待ち遠しく、楽しみにしている様子が伺えます。「クリスマスが近づいてきたな」と思った頃に聴いてみてください。
Like It’s Christmas | Jonas Brothers
『ライク・イッツ・クリスマス』ジョナス・ブラザーズ
リリース:2019年
手拍子しながら、ダンスしながら、みんなで楽しめる曲です。聞こえてくる音が、全部いい!コーラスから感じる高揚感も、ステップを踏むようなベースのリズムも、管楽器の華やかな感じも。音が増えるたびに幸せも増していく。こういう曲の特徴は、ジョナス・ブラザーズらしいですよね。
この歌を聴いていたら体がうずうずして、街に出て、道ゆく人々みんなを巻き込みながら、一緒に踊りたくなってしまいます。曲の中では、「君のおかげで毎日がクリスマスのよう」と、やはり恋人と過ごす幸せな時間のことを歌っています。
ジョナス・ブラザーズはそれぞれの音楽活動もしている、実の3人兄弟のバンドです。兄弟でクリスマスソングを出すなんて、ステキですよね。
You Deserve It All | John Legend
『ユー・ディザーヴ・イット・オール』ジョン・レジェンド
リリース:2021年
最後は華やかなこの曲!当然、R&Bシンガーとクリスマスソングの相性は抜群。クリスマスこそジョン・レジェンドです。クラシックな雰囲気が、温もりを感じさせてくれます。歌の途中には、『ホワイトクリスマス』のオマージュのようなところも。
deserveは「〜に値する、ふさわしい」という意味のある単語。タイトルの “You Deserve It All” は「君は全てに値する」となり、歌詞では「あなたは僕に愛をたくさんくれたから、自分も特別な贈り物、愛をあげる。愛を込めてなんでもするけれど、あなたにはそれ以上の価値がある」というようなことを言っています。
つまり、愛情を伝えると同時に「あなたはステキな人だ」とも伝えている、惜しみない愛が込められたフレーズなのです。「あなたに尽くす!」という溢れんばかりの思いを歌った歌。こういう愛の深さも、さすがジョン・レジェンド!
まとめ:奥が深いクリスマスソングの世界を楽しもう!
今回は、まだあまりメジャーでない、人気アーティストたちのクリスマスソングをご紹介しました。いかがでしたか?
たくさんの曲を挙げましたが、どれもクリスマス気分を盛り上げてくれるものばかりですよね。クリスマスソングは名曲揃いだということがよくわかります・・・。クリスマスっていい季節!
ちなみに、ジャスティン・ビーバーの Mistletoe で話題に出した “under the mistletoe” というフレーズは、今回あげたほとんどの歌の中に出てきます。大切な人との永遠を願う気持ちは、クリスマスソングには欠かせないようですね。ステキです。
それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。よいクリスマスを☆
〜こちらもご覧ください〜
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