【洋楽レポ】洋楽アーティストたちが歌う定番クリスマスソング&カバー特集

クリスマス

洋楽ビギナーの方も、洋楽マニアの方も、シェルビーの部屋へようこそ!

クリスマスソングは毎年たくさんリリースされていますが、その中にはカバーもたくさんあります。そこで今回は、人気アーティストたちが歌うカバーなどを集めました。馴染みのある曲も、いつもとは違った雰囲気で楽しめるはずです。

同じ曲が出てくることもありますが、それぞれの異なる魅力を楽しめるのも、カバーならではのおもしろさ。それぞれのアーティストが、独自の解釈で、名曲にさらに魅力を足しています。

ぜひ一曲ずつ聴いてみてくださいね♪

All I Want for Christmas Is You | Fifth Harmony

『恋人たちのクリスマス』フィフス・ハーモニー

リリース:2014年
収録アルバム:Ultimate… Christmas Hits

クリスマスを代表するこの曲のカバーから!大きなアレンジはなく、オリジナルと同じ雰囲気なので、フィフス・ハーモニーならではの歌声を楽しめるカバーになっています。

メンバーそれぞれに歌唱力があるので、歌のどこを切り取っても華やかで盛り上がれますね。イントロでは個性たっぷりに順々に歌い上げ、アップテンポになってからは流れるように歌声をつなげていき、ところどころでハーモニーも響かせ・・・。歌い方にも声にもまとまりがあるので、本当に美しいです。

フィフス・ハーモニーのさまざまな魅力が楽しめる一曲。マライア・キャリーのオリジナルも何度も聴きたくなりますが、たまにはこちらを聴いてみては?

Last Christmas | Ariana Grande

『ラスト・クリスマス』アリアナ・グランデ

リリース:2013年
収録アルバム:Christmas Kiss

クリスマスの定番曲『ラスト・クリスマス』も、カバーが多い作品の一つです。特に、アリアナによるカバーはいろいろなところで流れているので、馴染みのある方も多いかもしれません。

シックな雰囲気が特徴的で、何度も聴きたくなりますよね。洗練されていて、無駄のない、おしゃれなサウンド。ベースのリズムはガツンと効いていて、ワクワク感をそそります。

元々スマートな曲ですが、オリジナルはそこに切ない雰囲気も漂っているのが特徴。一方、アリアナ版のアレンジでは、アリアナの表現力によって、キラキラしたキュートさが加えられています。

Last Christmas | Meghan Trainor

『ラスト・クリスマス』メーガン・トレイナー

リリース:2020年
収録アルバム:A Very Trainor Christmas

続いても『ラスト・クリスマス』です。メーガンの伸び伸びとした歌声と、ハーモニーの掛け合いの美しさを楽しめるカバー。コーラスが効いていて、じわじわ〜っと心が暖かくなります。

メーガンらしい彩り豊かなサウンドも、このカバーの特徴です。どんどん世界が広がっていくように厚くなっていく、音の層の重なり。希望に満ちた世界に包まれている感じがしてきます。

バックミュージックに耳を傾けると、けっこうオリジナルの特徴も引き継いでいることに気が付きます。それなのに雰囲気はぜんぜん違って、カバーっておもしろいですよね。

Santa Baby | Laufey

『サンタ・ベイビー』レイヴェイ

 ▲ 動画の0:30から曲が始まります。

リリース:2024年
収録アルバム:A Very Laufey Holiday

『サンタ・ベイビー』は、1953年にリリースされた、アーサー・キットの代表曲。この歌は女性シンガーに大人気で、よくカバーされています。

アーサー・キット特有の魅惑的な歌声で歌われたこの曲は、オリジナルの時点で世界観が完成されすぎているので、カバーするのも難しそう・・・。と思っていたら、レイヴェイがこの曲のいいところ彼女自身のいいところもすべて盛り込んだカバーを公開しました。

低い声を豊かに響かせ、ゆったりと気高く歌い上げられていますね。コロコロと変わる曲調にもキュートさを感じます。さすが、この表現は彼女にしかできません!

Santa Baby | Gwen Stefani

『サンタ・ベイビー』グウェン・ステファニ

リリース:2017年
収録アルバム:You Make It Feel Like Christmas

グウェンの『サンタ・ベイビー』もいいアレンジです。オリジナルとは少し雰囲気が違いますが、ムードたっぷりで、こちらもうっとり聴き入ってしまいます。

グウェンらしく、ゴージャスな感じにアレンジされています。歌声が広がっていくように、しっかりと響かせて歌い上げる『サンタ・ベイビー』。「こういう表現もあるんだ」と思わせてくれるカバーに出会えると、嬉しくなります。

また、スチールギターの音でハワイアン音楽っぽくなっているのも特徴です。南の島の風と暖かい日差しを思わせ、不思議とぽかぽかしてくるような気がします。寒い冬にはありがたい・・・。

Santa Claus Is Comin’ to Town | Mariah Carey

『サンタ・クロース・イズ・カミン・トゥ・タウン』マライア・キャリー

リリース:1994年
収録アルバム:Merry Christmas

ここから『サンタが街にやってくる』3連続といかせてもらいます。マライアが歌うこのバージョンはよく流れているので、馴染みがある方も多いかもしれません。

ブラームスの子守唄で始まっていて、子どもが寝たところから想像できるのがもう楽しいですよね。寝ている時間に起きることが、のような、ファンタジーの世界のような・・・。

そして場面が変わったかと思ったら、今度は名曲 All I Want for Christmas Is You のイントロのオマージュでワクワクさせ、お馴染みのメロディーはゴスペル調で豪華に。

まるで、人間が寝静まったあとに始まるワイワイガヤガヤ楽しい世界が、今ここで繰り広げられているかのようです。賑やかさに、気分もどんどん上がっていきます。

Santa Claus Is Coming To Town | Michael Bublé

『サンタ・クロース・イズ・カミング・トゥ・タウン』マイケル・ブーブレ

リリース:2011年
収録アルバム:Christmas

ジャズ調の『サンタが街にやってくる』。マライアのとは雰囲気がかなり違いますね。まずはマイケル・ブーブレが一人ぽつんと現れ、徐々に目の前にステージが広がっていくように、曲が展開されていきます。

うっとりするところもあり、心が震えるほど華やかになるところもあり。メリハリがあって楽しいですよね。なんといっても、昔のおじさん(?)のような、深くて渋みのある歌声が素敵。ワクワクと安らぎを与えてくれます。

マイケル・ブーブレは、毎年クリスマスシーズンに大活躍。たくさんのクリスマスソングを歌っているので、これを聴いて気になった方は、ぜひアルバムごと聴いてみてください。

Santa Claus Is Coming To Town | Justin Bieber

『サンタ・クロース・イズ・カミング・トゥ・タウン』ジャスティン・ビーバー

リリース:2011年
収録アルバム:Under The Mistletoe

ジャスティンが歌う『サンタが街にやってくる』は、アニメーション映画『アーサー・クリスマスの大冒険(原題:Arthur Christmas)』の主題歌です。

ジャクソン5を彷彿とさせるポップなアレンジで、思わずノリノリに。お子さんにはもちろん、懐かしい雰囲気も味わわせてくれるので、年代問わず楽しめそうです。機械っぽい音が散りばめられた、おもちゃ工場のような世界観も独特です。

この歌は「もうすぐサンタさんがやってくるよ。サンタさんがチェックしているからいい子にしているんだよ」と子どもにいう歌。だからこのアレンジは、歌の内容にもすごく合っていますよね。

O Holy Night | Mariah Carey

さやかに星はきらめき』マライア・キャリー

リリース:1994年
収録アルバム:Merry Christmas

再びマライア・キャリー。『さやかに星はきらめき』は、世界中で愛され多くのアーティストが歌っている、クリスマスキャロルです。

簡単に言うと、キリストを讃え、彼が生まれた聖なる夜を祝う歌。キリストの誕生によって世界は希望に包まれ、あらゆる苦しみから救われることが歌われています。世界の平和を祈らずにはいられなくなりますね。

90年代を感じさせるポップ風なアレンジの一方、厳かで壮大な雰囲気をしっかりと残し、誰の心にも響く歌に仕上がっています。ゴスペルをバックに、マライア得意のハイトーンも、これでもかというほど炸裂させています。

あまり讃美歌に馴染みがなくても、こうして多くの人が歌うことでじっくり接することができるのは、クリスマスならではの楽しみです。

O Holy Night | Pentatonix

さやかに星はきらめき』ペンタトニックス

リリース:2023年
収録アルバム:The Greatest Christmas Hits

同じ曲を、今度はアカペラグループのペンタトニックスによるパフォーマンスで。

歌詞の通り、闇や静寂を希望で満たしていくように、5人の声が広がっていきます。コーラスが美しすぎて、心が震えます・・・。そしてビートが入る部分は、現代っぽく。一貫した雰囲気の中で、いろいろな場面を見せてくれるアレンジです。

ペンタトニックスはクリスマスソングをたくさん歌っています。グループオリジナルの曲から、クリスマスキャロル、定番ソングのカバーまで。クリスマスは、ぜひペンタトニックスのハーモニーに浸ってみてください。

12 Days Of Christmas | Pentatonix

『クリスマスの12日間』ペンタトニックス

リリース:2020年
収録アルバム:We Need A Little Christmas

1番から12番にかけて歌詞がどんどん増えて長くなっていく(=積みあげ歌)、楽しいクリスマスソング。クリスマスにちなんだものが出てくる言葉遊びのような歌で、何世紀も前から親しまれています。

この歌の中で、5人は次々に曲調を変えていきます。荘厳な雰囲気だけでなく、多様な音楽スタイルで楽しませてくれます。公式にないので載せませんが、ライブでこの曲を披露している動画があります。ライブでもこの動画の通りのクオリティなんです。本当にこのグループどうなっているの?!

とにかく、その凄さはこの動画を見ながらだとわかりやすいので、まずはこのMVで聴いてみてください。動画から目が離せませんよ。

Have Yourself a Merry Little Christmas (feat. Esperanza Spalding) | John Legend

『ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス(feat. エスペランサ・スポルディング)』ジョン・レジェンド

リリース:2018年
収録アルバム:A Legendary Christmas

長年にわたって、人々からもミュージシャンからも愛されている名曲です。元々は、ミュージカル映画『若草の頃』の中でジュディ・ガーランドが歌ったもの。ささやかな幸せ未来への希望が歌われています。

フランク・シナトラが歌ったものが特に有名ですが、今回挙げるのはR&Bシンガーのジョン・レジェンド。彼の歌声を聴くと、たちまち幻想的な雰囲気に包み込まれます。エスペランサ・スポルディングはジャズシンガーで、曲もジャズ調にアレンジされています。

この歌のアレンジとしては少々派手な印象に仕上がっているように思いますが、ささやかな幸せにもいろいろ。こんなステキな音楽があれば、ささやかなクリスマスも、気分はゴージャスになります♪

Baby It's Cold Outside | Idina Menzel & Michael Bublé

『ベイビー・イッツ・コールド・アウトサイド』イディナ・メンゼル&マイケル・ブーブレ

 ▲ 動画の0:36から曲が始まります。

リリース:2014年
収録アルバム:Holiday Wishes

イディナ・メンゼルといえば『アナと雪の女王』のエルサ。雪の女王の声を演じた彼女と、クリスマスソングを大得意とするマイケル・ブーブレによる、充実のデュエットです。

この歌は、「外は寒いから」と引き止める男性と、後ろ髪を引かれるようにしながら「帰らなきゃ」と言う女性のやり取りを、ひたすら続ける歌。雪の女王にそんなこと言っても、彼女には少しも寒くないのに・・・とか余計なことを考えてしまいます。

それにしても、お2人ともさすがの表現力。なんだかこちらまで笑顔がこぼれそうになります。声を聴くだけで、目の前の世界がパッと変わりますよね。2人の優しくて豊かで明るい歌声に、心が躍ります。

The Christmas Song | Shawn Mendes, Camila Cabello

『ザ・クリスマス・ソング』ショーン・メンデス, カミラ・カベロ

リリース:2020年
収録アルバム:Wonder

最後は、キャンドルに灯る火のように、小さく暖かいこの歌を。歌うのは、洋楽ファンにとってお馴染みの2人です。

ショーン・メンデスとカミラはこれまで何曲も一緒に曲をリリースしてきましたが、クリスマスソングも歌っているんですね。こうしてじっくり聴くと、2人の歌声と歌い方は、本当にあっています。そしてこのMV、眩しすぎる・・・。

凍えるような冬の寒さの中、クリスマスという季節が、輝かしく微笑ましい、幸せな瞬間をもたらしてくれる様子を歌った歌。最後には、一人ひとりに、そしてあなたに「メリークリスマス」という言葉で締めくくられます。

「メリークリスマス」という言葉の愛情深さを感じられる歌です。

まとめ:クリスマスソングはバリエーション豊かに楽もう!

人気アーティストたちによるカバーやアレンジ、いかがでしたか?きっと、曲やアーティストの新たな魅力を見つけられたかと思います。

いつもご紹介する曲ごとに収録アルバムを示していますが、クリスマスソングはアルバムがまるごとクリスマスをテーマにしていることがよくあるので、お気に入りの曲を見つけたら、ぜひアルバム全体で聴いてみてください♫

最後まで読んでくださり、ありがとうございました:)

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