【洋楽レポート】クリスマスが終わったあとも冬を楽しませてくれる洋楽14曲

洋楽ビギナーの方も、洋楽マニアの方も、シェルビーの部屋へようこそ!

クリスマスが終わった後の冬って、つらくないですか?ましてや、クリスマス過ぎてからが冬本番。もはや雪を喜べる年齢でもないので、何か楽しいことがないとやってられません。

そこで今回は、「冬っていいな」と感じさせてくれる洋楽を集めました!冬の歌といえば、だいたいクリスマスソングが多いので、冬をテーマにした曲というものは少ないのですが・・・冬に合って、なおかつ楽しげな曲を選びました。

ぜひ最後までご覧ください♪

Break Free (feat. Zedd) | Ariana Grande

『ブレイク・フリー(feat. ゼッド)』アリアナ・グランデ

▲ 動画の0:23から曲が始まります。

リリース:2015年
収録アルバム:My Everything

「彼から解放されて自由になった」ことを歌った歌。自分は自由に、そして強くなったのだと、声高に宣言するように歌い上げています。

EDMの音は、心に火を灯し、燃え上がらせてくれるので、体の中からエネルギーが湧き上がるのを感じられます。この歌を聴けば、冬の寒ささえも、シャキッと身を引き締めてくれるアクセサリーのように思えてきます。

もう無敵な気がしてきましたね。これで、冬を楽しむ準備はバッチリです。

I Really Like You | Carly Rae Jepsen

『アイ・リアリー・ライク・ユー』カーリー・レイ・ジェプセン

リリース:2015年
収録アルバム:EMOTION

「とにかくあなたが大好き!」という、かわいくて明るいラブソング。音楽面でも冬っぽさを感じますが、今回はMVに注目。俳優のトム・ハンクスがメインで出演するという豪華なMVで、終始歌を口ずさんでいるのがおもしろすぎます。

特に、冬に聴きながら思い浮かべたいのは、最後のサビの部分。たくさんの人を巻き込んで冬の街の中で踊る、ミュージカル映画のようなシーンです。ちなみにこのシーンの途中から、カーリーと縁がある大物ミュージシャンも出てきます(答えはMVを見てみてください♪)。

このメンバーと一緒に踊るのを想像しながら聴くと、つらい冬も一気に楽しくなります。

Taste The Feeling | Avicii vs. Conrad Sewell

『テイスト・ザ・フィーリング』アヴィーチー vs. コンラッド・シーウェル

リリース:2016年

コカ・コーラ社のキャンペーンで使われていた曲です。歌詞にもコーラ(Coke)が出てきます。コーラといえばクリスマスなので、そこから冬に結びつけてみました。

この歌は、サビ初めで「その感情を味わえば誰も私を止められない」とあるように、気分の高揚感を歌った曲です。大切な人と過ごす何気ない時間に、幸せを感じている歌・・・ですが、この歌に出てくる you ってもしやコーラのこと?と思うと、もうただのコーラのPRにしか聞こえなくなってしまいます。

余計なことを言いましたが、特にサビはジーンときて、冷えた心を温めてくれるような優しさを感じます。

Winter Things | Ariana Grande

『ウィンター・シングス』アリアナ・グランデ

リリース:2015年
収録アルバム:Christmas & Chill

ウクレレの音色とアリアナのきれいな声が心地よい曲です。「私の生まれたところでは冬も暖かい。でもせっかく恋人が来たから、冬らしく過ごしてみたい」という歌。ちなみにアリアナはフロリダ州出身です。

アリアナの声は、濃密で、クリアでもあって、すごく満たされた気分になります。華やかなポップスが多いアリアナですが、こういう穏やかな歌も合いますね。バックがシンプルだから、歌のうまさや声の美しさが際立ちます。

まぁ、日本の冬は寒いことがほとんどですが・・・。冬にしか見られない景色や、冬にしかできないことを楽しんで、冬の魅力を感じてみましょう!

Touch | Little Mix

『タッチ』リトル・ミックス

リリース:2016年
収録アルバム:Glory Days

私がこの曲から冬を連想する理由は、この曲が公開されたのが冬で、当時すごくはまってひたすらこの曲を聴いていたからです。(個人的な理由ですみません。)

バックのホワホワ〜ンとした音が印象的で、雪が降る景色を思い起こさせる雰囲気や、ちょっぴり物憂げな気分にさせるメロディーが、外を歩いている時の感情とマッチするのを感じていました。

逆に、鼓動のように響くベース音やこの曲のセクシーでホットな雰囲気は、生命力を感じさせるので、心の中も燃えてくるんですよね。あつ〜い大人の恋愛の歌。・・・案外、夏にも合いそうです。

Levitating | Dua Lipa

『レヴィテイティング』デュア・リパ

リリース:2020年
収録アルバム:Future Nostalgia

星や宇宙を連想させる、メタリックでキラキラした音楽。イントロなどには『きらきら星』のオマージュが入っているような気がします。(そしてちょっと『LOVEマシーン』とか『恋愛レボリューション21』を思い出す笑)

levitateは「空中に浮く」という意味の単語。この歌では、輝いている自分たちとその浮き立つ心を、宇宙空間に重ね合わせて表現しています。心も体もふわふわ浮いて、幻想的な幸福感に満たされますね。

冬は夜が長いし、星もきれいに見えます。冬のキラキラした感じを、宇宙のキラキラした景色に見立てて、聴いてみましょう。

Finesse (feat. Cardi B) | Bruno Mars

『フィネス(feat. カーディ・B)』ブルーノ・マーズ

リリース:2016年
収録アルバム:24K Magic

90年代を思わせるような、パンチのある音楽が印象的です。個人的には、冬のドライブで流したい一曲。

ブルーノ・マーズの力の入った歌声と、カーディ・Bのラップの派手さがクセになりますね。さらに、ビートもハーモニーも、この曲のすべてが心を躍らせ、ノリノリにさせてくれます。

歌詞はとにかく派手で、歌っているのは高級品や、お金や、異性のこと。「私(俺)たちイケてる。楽しいことしようぜ。イェーイ」という感じの歌です。この調子で冬も乗り越えていきましょう。イェーイ。

Treasure | Bruno Mars

『トレジャー』ブルーノ・マーズ

リリース:2012年
収録アルバム:Unorthodox Jukebox

Finesseが90年代なら、Treasureは80年代という感じでしょうか。コンパクトにまとまったバックミュージックと、燃えるようなエネルギーに満ちた歌の部分の対比に、魅了されます。キラキラした派手さもオシャレです

この音楽から放たれる輝きは、Tresure(宝物)というタイトルとも合っていますよね。ここで言っている宝物とは、相手の女性のこと。「きみは素敵な人。宝物とはきみ自身のことだ」と歌っています。

だから、この曲はただ派手なのではなく、愛情をもって相手に聞かせる意図も、メロディや音楽から感じます。このしっとりとした感じが、冬に合いますね。

Good Luck, Babe! | Chappell Roan

『グッド・ラック・ベイブ!』チャペル・ローン

リリース:2024年

8分音符で刻む伴奏が、Wham! の Last Christmas みたいですよね。高音域で進行していくサビのメロディーや、ところどころ出てくるバイオリンの音が、どことなくツンとした冬の空気を思わせます。

この曲はおそらく女性同士の恋愛(チャペルはクィアを自認しています)で、自分との恋愛に踏み込んでくれない彼女と決別する歌。怒りや失望を込めて “Good luck, babe” という言葉を放ちます。

“Good luck.” は別れの際に相手の幸運などを祈っていう言葉ですが、この歌の場合は、これで自分たちの関係を終わらせることをキッパリ伝える捨て台詞という感じですね。

別れは人を強くするもの。新しい自分になったような清々しい気持ちで、冬を過ごせそうです。

Wake Me Up Before You Go-Go | Wham!

『ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ』ワム!

リリース:1984年
収録アルバム:Make It Big

冬の朝、起きたらまず流したい曲。アップテンポで踊りたくなってしまいます。歌詞も曲調も底抜けに明るくて、とにかく楽しむことを考えているような歌です。

歌の途中で、「外は寒いけれど、ベッドの中は温かい。みんなは踊っているけれど、僕らは家にいよう」という歌詞が出てきます。これぞ冬の至福の時間。冬は、温かい布団や家の中ほどありがたいものはありませんよね。

とは言っても、こんな明るい曲を聴いたら、勝手に体も動いてしまいます。ノリノリで体を動かせば、体もぽかぽか温まりそうです。家の中でも外でも、この歌を聴きながら陽気に過ごしましょう。

Uptown Girl | Billy Joel

『アップタウン・ガール』ビリー・ジョエル

リリース:1983年
収録アルバム:An Innocent Man

冬をテーマにした歌でもないし、MVにも冬らしさは皆無。ですが、どことなくクリスマスソングっぽさを感じるように思い、入れました。なんだか、シャンシャンと雪が降ってきて、街全体がワクワクしているよう。

この歌は、自分とは住む世界の違う、裕福な家の女の子に恋をした歌。それでも自信満々に「あの子が今欲しいのは俺みたいな人だ」と明るく前向きに歌っているところがいいですね。

こういう楽しくて明るい気持ちが、クリスマスを終えた冬の毎日には必要です。

Chiquitita | ABBA

『チキチータ』アバ

リリース:1979年
収録アルバム:Voulez-Vous

最後はABBAを3曲連続で!スウェーデン出身のABBAが歌う曲には、どこか冬らしさを感じさせるものが多いように思います。

『チキチータ』は、出だしを除いて、ずーっと美しいハーモニーが続いていきます。そこに、明るさや希望を感じさせる、サビの伴奏。きれいな曲ですよね。

曲名の「チキチータ」はスペイン語。chica(チカ=女の子) → 縮小辞をつけてchiquita(チキータ=かわいい女の子) → さらに縮小辞をつけてchiquitita(チキチータ)なので、たまらなくかわいい女の子という意味になります(これらの単語の最後をaからoに変えたのが男の子版)。スペイン語だから、ところどころメキシカンな雰囲気なのかな?

この歌は、娘を大切に思う母親の気持ちを歌ったものです。何かに思い悩んでいるが、何も言ってはくれない我が子に、寄り添い元気づけようとする気持ち。愛に溢れていますね。寒さの厳しい季節だからこそ、この優しさが沁みます・・・。

Super Trouper | ABBA

スーパー・トゥルーパー』アバ

リリース:1980年
収録アルバム:Super Trouper

ABBAならではの美しいハーモニーから始まります。なんだか讃美歌みたい。この曲も、サビが少し『きらきら星』っぽいと思うんですよね。

スーパー・トゥルーパーとは、大きなコンサートなどで使われる照明の商品名だそう。たぶん、MVの最初に出てきているのがそれです。強い光が出ていますよね。ステージ上の人は、これを当てられると眩しさで前が見えなくなってしまうそうです。

この歌は、その現象に世界的スターならではの心理状態を重ねたもの。「不安や孤独を抱えてしまうけれど、今夜は観衆の中にあなたがいるから大丈夫」という歌です。ライトを浴びて、輝いている自分を楽しんでいるのがステキ!

Happy New Year | ABBA

『ハッピー・ニュー・イヤー』アバ

リリース:1980年
収録アルバム:Super Trouper

最後は、曲名からして今回のテーマにぴったりな、この曲で。やさしく素直な気持ちで新年を迎えられる歌です。

平和や希望ある日々を願う歌。ですが、明るくてハッピーな歌というよりは、喪失感や虚無感を抱いているような雰囲気があります。

華やかなパーティーの後の寂しい感じや、人生の虚しさを歌いながらも、そこにふと現れる変化に期待しつつ、新年を祝う。人生、もちろん楽しいことばかりではありませんが、明るい未来を想い、希望を抱き続けていきましょうね!

まとめ:洋楽で冬も楽しく乗り切ろう!

クリスマス後の冬も楽しめる洋楽をご紹介しました。いかがでしたか?

楽しい音楽に夢中になっている間は、寒さも忘れられます。気候的にはこれぐらいの時期が一年で一番厳しいですが、冬の幸せを見つけて、洋楽も楽しんで、なんとか乗り越えていきましょうね!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました:)

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