洋楽ビギナーの方も、洋楽マニアの方も、シェルビーの部屋へようこそ!
今回は、一音目から盛り上がれる曲を集めました!とにかく一音目にこだわっています。そんなテーマに需要があるかわかりませんが・・・でも、曲を通じて最高に盛り上がれる曲ばかりです!
例えばアヴリル・ラヴィーンの “Girl Friend” なんかは、曲のスタートから勢いはありますが、歌の一拍前のドラムの音から始まりますよね。今回は、そういう勢いをつける拍も一切ない曲を選んでいます。
それでは、一瞬で心弾む世界へ誘ってくれる曲の数々を、ご堪能ください♪
Crazy in Love (feat. Jay-Z) | Beyoncé
『クレイジー・イン・ラヴ(feat ジェイ・Z)』ビヨンセ
リリース:2003年
収録アルバム:Dangerously in Love
一音目を聴いただけで、エネルギーに満ちた曲だとわかります。強烈な印象を残す、インパクトのあるイントロ。もしかしたら、日本では歌やラップの部分よりも、イントロの方が有名かもしれないですね。
ちなみにこの曲はソウル・ヴォーカル・グループであるザ・シャイライツの “Are You My Woman (Tell Me So)” という曲をサンプリングしており、一音目ではないものの、同曲のイントロでもこのエネルギッシュなメロディーを聞くことができます。
R&B歌手のビヨンセとラッパーのジェイ・Zによる共演作は、世界的に大ヒットしました。2人は後に結婚しています。夫婦揃って音楽界を牽引する存在。スーパーカップルです。
Wings | Little Mix
『ウィングス』リトル・ミックス
リリース:2012年
インパクトのあるイントロは、ブラスバンドの魅せどころ。低音域やトランペットの音が映えます。目が覚めるようなエネルギーを感じる音でしっかり雰囲気を作って、4人の力強い歌い出しに繋げています。
他者に惑わされず、自分の力で、蝶のように羽を広げて飛んでいくの!という、強い生き方を歌った歌。さらに、それがママからの言い伝えで、強い意志の背景に愛情があることを思わせます。強く生きる女のエネルギーを感じますね。
この曲はリトル・ミックスのデビュー曲ですが、この曲で強く印象づけたイメージはその後もずっとグループのスタイルであり続けています。まさにこの曲の一音目から、力強さとかわいさを魅力とするリトル・ミックスのすべてが始まったのだと感じます。
Hips Don’t Lie (feat. Wyclef Jean) | Shakira
『ヒップス・ドント・ライ〜オシリは嘘つかない(feat. ワイクリフ・ジョン)』シャキーラ
リリース:2006年
トランペットの鋭く情熱的な音が、一音目から響き渡ります。セクシーでホットな世界観に、一瞬で引き込まれてしまいますね。
コロンビア出身のシャキーラと、ハイチ出身のワイクリフ・ジョンによるこの曲は、ラテンの国で出会った男女の心情を、情熱的に描いた曲。女性の魅惑的な腰振りダンスに、男性はすっかり心を奪われているようです。
まさに歌詞の通り、色気たっぷりのシャキーラの歌とダンスに魅了されてしまいます。彼女の魅力そのものと、それに魅了されて盛り上がる気持ちを、高らかに鳴り響くトランペットの音が表現しているように感じます。
Spice Up Your Life | Spice Girls
『スパイス・アップ・ユア・ライフ』スパイス・ガールズ
リリース:1997年
収録アルバム:Spice World
雑多にパーカッションが鳴っているところから始まるので厳密に言うと一音目ではありませんが、今回は♪ランランラ〜と歌い出すところを曲の始まりと見なすことにします(ずるいと言われても仕方がありません)。勢いがあって、一瞬で濃密な雰囲気を作り出していますね。
グループ名にもちなんだこの曲名の意味は、「人生にスパイスを効かせて!」。世界中にそう呼びかける歌で、歌詞の中でも世界中の言葉や音楽が出てきます。歌詞の通り、一音目から最後の音まで、ずっと刺激を与えてくれる歌です。
特に印象的なのは、魅惑的でエキゾチックな雰囲気。東京ディズニーシーのショー「テーブル・イズ・ウェイティング」でも、インドの場面で使用されていました。選曲した人、天才ですよね。「スパイスには、不思議な力があるのよ〜❤︎」
High Hopes | Panic! at the Disco
『ハイ・ホープス』パニック!アット・ザ・ディスコ
リリース:2018年
収録アルバム:Pray for the Wicked
MVでは少し編集されていて一音目がわかりづらくなっていますが、実際の音源では、トランペットの音が曲の一音目から、ファンファーレのように華々しく鳴り響きます。マーチらしい曲調に、喜びと希望があふれている曲です。
自分の人生が、つらいときも諦めず、ずっと希望と目標を高く持ち続けてきたものだったことが歌われています。鮮やかなトランペットの音が、背中を押してくれているように、またそんな人生を讃えてくれているように聞こえてきます。
歌詞の内容とブレンドン・ユーリーのハイトーンボイスがリンクしているのも、ポイントの一つ。どんどん高みを目指して上がっていく感じが、スカッとした心地よさを伴って伝わってきます。
Help! | The Beatles
『ヘルプ!』ザ・ビートルズ
リリース:1965年
収録アルバム:Help!
いきなり「ヘルプ!」と叫んで始まる曲って、考えてみるとすごいインパクトですよね。一音目から盛り上がる曲の中でも、この曲は歌詞、それも意味のある言葉がその一音目を担っているところが特徴です。
若い頃は人に助けを求めなかったけど、救いの手の大切さや周りの存在のありがたさに気づいた今、素直に助けを求められるようになった、という歌。
つまりこの曲は、「誰かに助けを求めている歌」としか説明できないのです。一瞬で雰囲気を作り出すどころか、曲の内容がほとんどわかってしまう、音と歌詞の秀逸さ。言いたいことを全て最初に言い切る潔さ。脱帽です。
Bad | Michael Jackson
『バッド』マイケル・ジャクソン
リリース:1987年
収録アルバム:Bad
この曲の一番初めのフレーズはイントロのイントロ的な感じで、トランペットの目の覚めるようなオープニングのすぐ後には、シリアスなドラムのリズムが続きます。ちょっと物語っぽくて、ワクワクする出だしですね。
badという非常に簡単なたった一語のタイトルですが、この歌においては、本当のかっこよさとは何かを問う意味合いがあります。
「ワル=かっこいい」というイメージを逆手にとって、あえてそのままbadという言葉を用いることで、本当にかっこいいのは俺みたいな人間なんだと表現。やんちゃしている人よりも、素直で真面目な方がかっこいい、ということですね。
というわけで、完全版のMVも貼っておくことにします。18分の長いMVですが、ストーリーを見ればここで言うbadの意味もわかりやすいと思うので、ぜひフルで見てみてください♪
まとめ:一音目よければすべてよし!

一音目から盛り上がる洋楽、いかがでしたか?
一瞬で世界観を作り、最後までその勢いが保たれるので、曲の間ずっとノリノリでいられますよね。どの曲も、一音目を聴いただけでその曲とはっきりわかる、名イントロでした。一音目の大切さを感じられたような気がします。
それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました:)
コメント