【洋楽レポート】曲を聴けば夏の海が目に浮かぶ・・・MVに海が出てくる洋楽7曲

洋楽ビギナーの方も、洋楽マニアの方も、シェルビーの部屋へようこそ!

今回のテーマは、MVに海が出てくる洋楽=海を連想できる洋楽です。MVって、一度見ると映像そのものが歌のイメージに直結します。今回はそれを活かして、このひどく暑い夏でも、曲を聴いただけで涼を感じられることを目指しました。

海がちょっと映る程度では入れていません。主に海で撮影されているMVだけを集めました。それでもテーマをもっと絞った方がいいと思ったのですが・・・意外とない!例えば米国は、海が身近でない地域も多いですもんね。案外いいテーマかもしれません。

このご時世、「暑くて海なんて行ってられない」という人も多いはずです。洋楽を聴きながらMVも見て、頭の中を一面の海景色に変えてしまいましょう♪

Cake by the Ocean | DNCE

『ケーク・バイ・ジ・オーシャン』DNCE

▲ 動画の0:37から曲が始まります。

リリース:2015年

MVでも曲名でも、海が印象的な一曲。いや、海よりもケーキの方が印象的かもしれませんね。波打つ海を背にバンドが演奏しているMVは、夏らしくて爽快感もあります。ビーチでこれを聴けば、目の前にDNCEが演奏しているのが見えてきそうです。

テーマもユニークですが、特にベースの音がスタイリッシュでかっこいい。キリッと引き締まったビートが、おしゃれで上品です。この音がかっこいい夏の海をイメージさせ、わいわい楽しむというよりも、大人なノリで楽しむ気分にさせてくれます。

一方歌詞は、何かと慎重な彼女に、僕と思いっきり遊ぼうよ〜!と言っている内容です。僕と君は海でケーキを食べるんだ、というフレーズがありますが、これはつまり、「海辺で楽しいことしよう」ってことですよね。

Watermelon Sugar | Harry Styles

『ウォーターメロン・シュガー』ハリー・スタイルズ

リリース:2019年
収録アルバム:Fine Line

情緒的なギターや強烈なトランペットから、大胆な夏らしさを感じる一曲。MVでは、果汁たっぷりの真っ赤なスイカがなんともポップで印象的です。海は完全に脇役ですが、この海の青があるから、主役のスイカの赤や他の色が鮮やかに映るんですよね。

絵面全体のみずみずしさも、ダラ〜ンとした雰囲気も、キャピキャピした感じも、海辺ならでは。歌詞を見てみると、海というロケーションが曲にぴったりだとわかります。

果実のような甘さを味わいたい、という歌。サビで何度も出てくる “Watermelon sugar high” は、糖度の高い、甘〜いスイカという意味です。まぁ、大人な意味と受け取っていただければよろしいかと思います。

What Makes You Beautiful | One Direction

『ワット・メイクス・ユー・ビューティフル』ワン・ダイレクション

リリース:2011年
収録アルバム:Up All Night

あまり夏らしい海ではありませんが、ハリーの曲を挙げたついでに。水着でキャッキャする夏もいいですが、こうしてただ海辺で遊んでいるのも楽しそうです。一言に海と言っても、いろいろな過ごし方がありますもんね。

MVでは、まだ若々しい5人がグループでの時間を心から楽しんでいるように見えます。この曲もフレッシュさや爽快感が目立って、風が吹いて心地よい夏のひとときを思わせますよね。輝く太陽や青い海の映像なら、歌やメンバーの雰囲気に合わないかもしれません。

この曲を聴いて連想するのはキラキラ輝く青い海ではないかもしれませんが、波の音やカモメの声が勝手に聞こえてきて(いや、動画の冒頭が脳内で再生されているだけか)、海でのリラックスした気分とワクワクした気分を思い起こさせます。

Cheerleader (Felix Jaehn Remix) | OMI

『チアリーダー(フェリックス・イエン・リミックス)』オミー

リリース:2014年
収録アルバム:Me 4 U

赤いクラシックカーとの対比が鮮やかな、青く美しき海。ジャマイカの海かと思いきや、フロリダだそうです。夏を歌った曲ではありませんが、音楽が常夏の情景を思い出させます。これぞ本物の南国の歌ですよね。ちなみにオミーはジャマイカ出身です。

音階が絶え間なく動くメロディの音階は、ゆらゆら揺れている波や、浜辺に打ち寄せる波のよう。また、ジャンベ(太鼓)は自然の営みを、トランペットは陽気な気候を想像させます。オミー独特の細かいビブラートも、こぶしのようで癖になりますね。

この歌の内容は、彼女への純粋な恋愛感情。夏らしい洋楽って、情熱的だったり性的な表現があったり、けっこう激しいところあるじゃないですか。この歌はふんわりと優しい恋愛ソングで、一味違った爽やかな雰囲気を感じることができます。

Whistle | Flo Rida

『ホイッスル』フロー・ライダー

リリース:2012年
収録アルバム:Wild Ones

お次は、そのセクシーな表現の効いた一曲です笑。whistle は笛や口笛のことですが、この歌ではそれを比喩的に用いて「俺の笛を吹いてくれないか」と言っています。・・・私からの説明は控えることにしましょう。

MVの撮影地はメキシコのアカプルコだそう。海の深い青さと、岩でゴツゴツした海岸が大胆ですよね。力強い風景で、フロー・ライダーの歌声と一緒に印象に残ります。セクシーな水着お姉さんの唇がやたら映るのも気になりますが・・・。

口笛の音も特徴の一つです。この曲の激しさを口笛のメロディが落ち着かせているおかげで、聞きやすくなっているように思います。感じ方によってはなんとなくもの悲しい旋律。頭から離れなくなって、つい歌ってしまいます(口笛は吹けないのでマネだけ)。

Somebody To You (feat. Demi Lovato) | The Vamps

『サムバディ・トゥ・ユー(feat. デミ・ロヴァート)』ザ・ヴァンプス

リリース:2014年
収録アルバム:Meet The Vamps

UKの音楽グループであるザ・ヴァンプスが、デミ・ロヴァートを迎えた一曲です。どこか哀愁漂うメロディで、太陽が沈んでいく夏の夕方を思わせます。楽しい一日が終わっていくときの、満たされたような寂しいような、あの感情を思い出します。

この歌は、「君にとっての何かしらの存在になりたい」という恋の歌。真剣さの伝わる落ち着いたメロディで、「君」に出会ったときの衝撃、「君」を前にするとうまく話せないこと、そして「君」といるときのドキドキが、まっすぐに伝わってきます。

そう感じる要因の一つは、広い海のようにゆったりとした、大きなフレーズ。ゆったり流れるようで、心地いいですよね。そのゆったり感に動きを出させているのがドラム。4分音符でずっしり重く打たれるビートにつられて、胸がドキドキしてきます。

Espresso | Sabrina Carpenter

『エスプレッソ』サブリナ・カーペンター

リリース:2024年
収録アルバム:Short n’ Sweet

最後の曲ですが、これは海、ではなく湖ですね。海と比べると非常に穏やかですが・・・でも大した違いはないということでご勘弁。ボートやビーチ(ビーチには湖岸も含まれます)は海にもありますので。大事なのは雰囲気です。

MVはオレンジがかった映像に仕上がっていますが、燦々と降り注ぐ太陽の光を感じられたり、反対色の青が映えていたり、この配色がとても夏らしさを感じさせます。曲もレトロなビーチポップという感じで、落ち着いた曲調が色っぽく、鮮烈に心に残りますね。

この曲は、「あなたを眠れなくなるほど夢中にさせる私って、まるでエスプレッソ」ということを歌った、自信たっぷりな女の子の歌です。自信を持って楽しみたい夏は、この歌を聴いてパワーをもらいましょう♪

まとめ:洋楽でいろいろな海を感じて

海を感じさせるMVの洋楽、いかがでしたか?もう皆さんの脳みそは、ここに挙げた曲を耳にしただけで、嫌でも海を連想するようになっているはず。

でも、ただ海が映っているのではなく、海だからこそ音楽や歌詞の表現がさらに際立つことがわかりましたよね。個人的には、歌に映像をつけてもつけなくてもどちらでもいいと思っているのですが、映像には映像の、ちゃんとした意味や役割があるのだと気付かされました。

それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました:)

くれぐれも熱中症に気をつけて!お体大事になさってくださいね♪

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